2月29日、故・高倉健さん主演で1975年に公開された映画『新幹線大爆破』が、新たに草彅剛の主演で、Netflix映画としてリブートされることが明らかになった。
原作映画は、東京~博多間を走る新幹線に爆弾が仕掛けられ、時速80km以下になると爆発するという脅迫電話から始まる。新幹線に爆弾を仕掛けた犯人と、警察や国鉄(当時)の息詰まる駆け引きを描いたサスペンス作品だ。高倉さんのほか、千葉真一さん、丹波哲郎さん、宇津井健さんらが出演し、当時120カ国で封切られ、そのなかでもとくにフランスで大ヒットした。
今回の作品は、原作のファンだった樋口真嗣氏が長年温めた企画で、自らメガホンを取る。主演の草彅とは映画『日本沈没』(2006年)でタッグを組んでおり、18年ぶりに手を組むことになる。草彅は、「前作の主演の高倉健さんの気持ちを受け継ぎ、全力で挑みます」と意気込みを語った。
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SNSには
《まじか!やはり健さんを継ぐのは草彅くんなんだな。》
《確かに、高倉健のあの役、現代だと草彅剛がピタっとハマりそう。期待大!》
《かつて高倉健さん主演をされてた リブートでの作品とのこと ご縁を感じつつ嬉しさ倍増です どんな迫力や攻防になるのか 益々楽しみです》
と、期待する声が寄せられている。
「高倉さんは1997年9月に放送された『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)に出演したり、2012年8月に放送された『SmaSTATION!!』(テレビ朝日系)に出演するなど、意外にもSMAPメンバーと交流がありました。
なかでも草彅さんにとって、高倉さんはあこがれの存在で、手紙のやりとりをするなど、プライベートでも交流があったと聞きます。『週刊新潮』2016年1月28日号には、旧ジャニーズ事務所のメリー喜多川副社長(当時)のインタビューが掲載されており、そのなかでは
《一番嬉しかったのは、それこそミッドタウンの公園でね、草彅が裸になってしまった時がありました。その時に健さんは「そういうことはみんなあるんです。彼も悪い子ではないと思うので許してあげてください」と一番先に手紙を届けていただきました。そればかりか、草彅宛ての手紙も同封されていました》
と語られています。
草彅さんは2009年4月23日未明、東京・六本木にある公園で、酒に酔って全裸となって騒いだとして、公然わいせつの疑いで現行犯逮捕されました。この高倉さんからの手紙が功を奏したのか、逮捕から約1カ月後の月28日には芸能活動を再開しました。
2014年11月に亡くなった高倉さんの遺作となった映画『あなたへ』(2012年)で、草彅さんは高倉さんと映画初共演を果たし、その際に『演技を超越して、人間としてすてきに生きることを学んだ』とコメントをしていました。あこがれの存在の高倉さんの役を演じるというのは、草彅さんにとっても感無量でしょうね」(芸能記者)
名優の没後10年。新たな名優が、どんな演技を見せるか楽しみだ。
( SmartFLASH )