「嫌なことっていうのは、ほとんどないんです。自分に近い部分がすごく多い役というか」
米倉涼子にとって、ドラマ『ドクターX』で演じる主人公の大門未知子は、ハマり役だ。2012年の第1シリーズに始まり、現在放送中の第5シリーズと、回を重ねるたびに人気を呼んでいる同作。ただ、放送前から高視聴率を期待される苦悩も。
「視聴率が……という声は聞こえますし、たまに蹴りたくなるときもあります(笑)。でも、撮影中に数字はわからないので、結果オーライというか。一生懸命さは変えられないですから」
肉体的には、オペ室のシーンが辛いらしい。
「ずっと立ってなきゃいけないので、足の皮膚が切れそうになる感覚があるんです。一匹狼の女医として共演者の皆さんと距離がある役柄なので、アドリブに対しても乗っからず我慢しないといけないですし」
楽しげに語る様子は、何事もスムーズにこなす “デキる女” そのもの。が、意外にもグラビア撮影は苦手だという。
「モデル時代、レンズに収まることが得意じゃないから、女優になったところもあって。今回、FLASHさんからお話をいただきましたけど、やっぱり難しかったですね。それに、FLASHさんには過去、フラッシュの焚きすぎで下着が全部透けちゃった写真を載せられて……(笑)」
よねくらりょうこ
1975年8月1日生まれ 神奈川県出身 T168 1992年、「第6回全日本国民的美少女コンテスト」審査員特別賞受賞。1999年に女優に転身。以降、ドラマ『黒革の手帖』、舞台『CHICAGO』などヒット作への出演多数。最新作『ドクターX〜外科医・大門未知子〜』が放送中(テレビ朝日系)
写真・福田ヨシツグ
(週刊FLASH 2017年10月17・24日合併号)