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シシド・カフカが語った「暗黒時代」ワインバーで救われた

エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2017.11.03 16:00 最終更新日:2017.11.03 16:00

シシド・カフカが語った「暗黒時代」ワインバーで救われた

 

 ミュージシャンで女優のシシド・カフカが10月29日放送の『ウチくる!?』に出演。2012年に、27歳でCDデビューを果たすまでの下積み時代について語っていた。

 

 実はシシドは、デビューするはるか前の18歳でドラマーとしてプロ活動を開始していたのだという。司会の中山秀行に空白の9年間について聞かれると。

 

「それはもう、私が『暗黒時代』と呼んでいる時期なんですけど。ほとんど仕事がないなかで大学を卒業して、立ち飲みのワインバーでバイトしながら自分のバンドを細々とやっていた」

 

 シシドが本格的にお酒を覚えたのもこのワインバーだったという。

 

「バイトが終わったら、そこの常連さんやスタッフさんたちと朝まで飲んで。夕方まで寝て、またバイトしてみたいな。堕落した生活を何年も。(音楽で食えないので)『ちくしょーっ』って」

 

 音楽で生計を立てられないことが本人にとってかなりのストレスだったようで、当時は荒んだ生活だったと振り返っている。しかし、そんな彼女を支えたのもまた、バイト先の常連客やスタッフなど周囲の人間たちだった。

 

 シシドは、「ありがたかったのは、私が違う道を考えようかなって思っていても、周りの人が、『絶対あんたは世に出ていく人だから』と音楽の道で成功していくことを信じてやまなかったこと」と感謝の気持ちを述べていた。

 

 彼女の音楽活動に強く影響を与えたのが、そのワインバーの女性店長だったと、2015年7月に『アルキタ学生応援ナビ』HP上で行われたインタビューで明かしている。

 

 店長は温厚な人だっというが、たとえ客であろうと礼儀やモットーに反する人間は追い返していたという。

 

「素直な感情をストレートにぶつける。それは表現者として、とっても大切なことなんです。店長の姿を見ていたら自分に足りないものはコレだってヒントをもらった気がしました」

 

 いまでも新曲が出るたびにお店の人間に感想を聞きに行くというシシド。近年、女優としても活躍し、NHKの朝ドラ『ひよっこ』出演も果たした彼女のいまがあるのは、「暗黒時代」を過ごしたワインバーのおかげかもしれない。

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