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女子プロ野球選手・吉田えりさんはコーチ兼任の現役投手「ナックル磨けば、まだまだやれる」【各界の『虎に翼』】
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2024.04.06 06:00 最終更新日:2024.04.06 07:34
連続テレビ小説『虎に翼』(NHK)では、伊藤沙莉が女性弁護士の草分けを熱演している。本誌は、各ジャンルのパイオニアたちに「矜持と苦労」を直撃した。前例のない世界に飛び込んだ彼女たちには、共通する “強い思い” があった――。
日本人女性で初めて、男子と同一チームでプレーした女子プロ野球選手である吉田えりさん(32)は、2008年、関西独立リーグのドラフトで神戸9クルーズから7巡目で指名され、プロ入りした。
以降、MLBのウェイクフィールド投手(2023年死去)直伝のナックルボールを武器に、国内外のチームで活躍してきた。だが、30歳を超えて体力的な限界を感じるようになった。
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「もう一度だけアメリカのリーグに挑戦して、現役は終わりかなと思っていました」
2023年、彼女は米独立リーグでプレーするため渡米した。このとき、ウェイクフィールドと13年ぶりに再会した。
「存在を知ってからずっと憧れていた投手で、少しでも近づきたくてナックルを投げてきました。改めて指導を受け、『Keep going(続けて)!』という言葉をもらい、涙が止まりませんでした」
現在は、栃木県を拠点にするエイジェック女子硬式野球部の投手兼コーチだ。
「ナックルを磨けば、まだまだ現役でやっていけると思いました。そう信じてこれからも投げていきます」