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『Re:リベンジ』錦戸亮が怪しい男で再評価! ようやくジャニーズをやめたメリットが出てきた
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2024.05.09 11:00 最終更新日:2024.05.09 11:00
ようやく錦戸亮に、ジャニーズをやめたことのメリットが出始めてきている。
4月11日(木)にスタートし、先週の5月2日(木)に第4話まで放送されているリベンジサスペンス『Re:リベンジ-欲望の果てに-』(フジテレビ系)。
このドラマに2番手キャストとして出演しているのが、旧ジャニーズ事務所の関ジャニ∞とNEWSに所属し、2019年に退所した錦戸だ。
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主演は赤楚衛二で、錦戸が演じるのは敵対するキャラクター。
公式サイトなどに掲載されているメインビジュアルは上段に赤楚の顔写真が5枚、下段に同サイズの錦戸の顔写真が5枚並ぶ構図になっている。要するに、ダブル主演といっても過言ではない好待遇を受けているのだ。
■主人公の大切なものをどんどん奪っていくキャラ
天堂海斗(赤楚)は日本屈指の巨大病院「天堂記念病院」の理事長の息子ながら、父との確執があり、医学部を中退して出版社の記者となっていた。しかし、父が謀殺された後に真意を知って心が動いた海斗は、父と交わした大切な約束を果たすため、巨大病院の権力争いに飛び込んでいく――というストーリー。
第4話時点で、海斗は病院の広報部で働いているが、彼の最大の敵となっているのが、優秀ながら謎が多い外科医・大友郁弥(錦戸)。まだ赴任してきて半年ほどにもかかわらず、理事となって病院の権力を握り始め、次期理事長の座を狙っている腹の底が見えない怪しい男だ。
郁弥は、理事長になったあかつきには、海斗の父が進めていた新病棟プロジェクトを破棄することを宣言している。そのため、海斗は郁弥が理事長になるのを阻止するべく、自身が理事長を目指すという展開が、今夜放送の第5話で描かれる。
また、第1話のラストから第2話にかけて、海斗は不意を突かれ拉致されて5カ月間も眠らされていたのだが、その間に恋人の看護師・朝比奈陽月(芳根京子)を郁弥に寝取られていた。陽月は海斗が行方不明の間に自分は捨てられたのだと勘違いしてしまい、郁弥に心移りし、現在2人は婚約中という状況である。
要するに、錦戸演じる郁弥は、主人公・海斗が大切にしている父との約束や最愛の恋人を次々奪っていくキャラということだ。
■アイドル事務所の呪縛・制約がなくなった
錦戸は、旧ジャニーズ事務所の力がまだ強大だった頃に退所しており、仕事のオファーは激減。
ジャニーズ時代は『ごめんね青春!』(2014年/TBS系)、『ウチの夫は仕事ができない』(2017年/日本テレビ系)、『トレース~科捜研の男~』(2019年/フジテレビ系)と数々のドラマに主演していたのに、圧力か忖度かはわからないが退所後はパッタリ。
旧ジャニの力がかなり弱まっていることが、今回の『Re:リベンジ』につながったことは想像にかたくないが、昨年配信開始されたNetflixオリジナルドラマ『離婚しようよ』での好演も大きかったように思う。
『離婚しようよ』で錦戸が抜擢されたのは、仲里依紗が演じたヒロインの不倫相手役。パチンコ屋に入りびたる自称アーティストという胡散臭い男だったのだが、ヒロインを不倫沼に引きずりこむ妖しい色気がヤバすぎると話題に。この妖しい役が錦戸の再評価につながった面もあっただろう。
さて、『離婚しようよ』で演じたのは “妖しい男”、『Re:リベンジ』で演じているのは “怪しい男”。
錦戸はミステリアスなダークサイドキャラを演じることで、需要を取り戻している。その路線は錦戸が以前から漂わせていたイメージにピタッと合致し、水を得た魚状態になっているように感じるのだ。
かつて役者として売り出し中だった錦戸は『ラスト・フレンズ』(2008年/フジテレビ系)に出演し、長澤まさみ演じる主人公のDV彼氏役で、ストーカー化する狂気をはらんだ演技が好評を博した。
ただ、その後に大ブレイクして主演のオファーが続々と舞い込むようになると、おのずとライトサイドの役が増えていく。事務所によるタレントのブランディングなどもあっただろうが、役者として売れてからはガチのダークサイドキャラから遠ざかっていたのだ。
つまり、アイドル事務所の強大な力をバッグに売れたことで、よくも悪くも “いいもん” の役ばかりになっていき、皮肉にも錦戸本来の魅力が発揮できる怪しい・妖しい役を演じる機会が激減していたのではないか。
アイドル事務所の呪縛・制約がなくなったことで、潜在能力をめいっぱい引き出せるダークサイド役のオファーが舞い込むようになったのなら、それは錦戸にとって、ジャニーズをやめた大きなメリットと言えるかもしれない。
――『Re:リベンジ』は今夜、第5話が放送される。まだまだ中盤回なので、ここからさらに二転三転していくだろう。錦戸が郁弥の “闇” をどう演じていくか、今後も注目だ
恋愛をロジカルに分析する恋愛コラムニスト・恋愛カウンセラー。これまで『女子SPA!』『スゴ得』『IN LIFE』などで恋愛コラムを連載。現在は『文春オンライン』『現代ビジネス』『集英社オンライン』『日刊SPA!』などに寄稿中
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