てんちむは「自己破産」できるのか？厳しい金銭苦を吐露、“昼職の賃金”に苦言も共感は集まらず

 

2023年10月から無期限で活動休止を宣言している大人気YouTuberのてんちむが、7月3日、自身のチャンネルを更新した。

 

　同動画内でてんちむは、「YouTubeとかインフルエンサーっていうお仕事に依存したくない」と語り、そのために昼間に働くことができる仕事を探していると告白。しかし、実際に仕事を探してみると、想像以上に給与が低かったのか、

 

「お昼の仕事もしたいなっていう風に思ってたんだけど、税金とかいろいろ支払うのクソ高いくせに、普通に給料とか上げろよ全体的に」「マジで真っ先に昼職の給料上げたほうがいいと思います」

 

【関連記事：「荒稼ぎに戻ってきた」てんちむが活動再開「損害賠償2億・3億なんて額じゃない」に「マジ強い」の声援】

 

　と持論を述べた。出産を経て現在はシングルマザーとして生活しているてんちむだが、6月23日の投稿では、現在、高額の損害賠償請求を受けており、賠償額によっては自己破産も検討していることを明らかにしている。

 

　家賃200万円という高額物件に居住中であるものの、家賃が半額程度の物件への転居も考えており、「平日の昼も仕事を入れないとヤバいよねっていう状態」と告白していた。今回の“低賃金”への怒りの背景には、こうした厳しい金銭事情が影響しているのは間違いなさそうだ。

 

「活動休止の理由はもともと明らかになっていませんが、てんちむさんは、2020年に自身がプロデュースした育乳ブラ『モテフィット』を使うことでバストアップしたと謳っておきながら、実際には豊胸手術を受けていたことが発覚しました。

 

　てんちむさんはこうした宣伝方法について謝罪し、商品購入者への返金で、それまでに稼いでいた2億円あまりの現預金は使い果たしたといわれています。てんちむさん自身が語る通り、経済的にかなり苦しい状態なのかもしれません」（芸能記者）

 

　さらにてんちむは、この先巨額の損害賠償を支払わなければいけない可能性がある。

 

　2024年5月に公開したYouTubeで、てんちむはバストアップ用ブラ関連で、ある会社との裁判が4年ほど続いていると告白。

 

　損害賠償額は「エグイカつい金額で、2億とか3億とか、そんな優しい金額じゃない」とし、「このままいけば今年中に第一審の裁判が終わって、そのエグイカつい金額を払わなければいけない可能性が非常に高い」と明かしてた。

 

　そのうえで「自己破産」の可能性にも明言しており、「自己破産しないメリットってなんだろうって考えたら、私のプライドなのかなって。だったらプライド捨てて、財産抑えられたら、その時間は子どもと過ごして、自分はまた仕事をがんばって。そのほうがいいんじゃないか。返済を選んでも、自己破産しても、それぞれの美学がある」と語っている。

 

「てんちむさんに損害賠償を求めている会社は、この育乳ブラの関連会社だと考えられます。広告塔だったはずのてんちむさんが、一方的に返金宣言をしたことで商品価値が著しく下落し、販売できなくなったということで損害賠償を求めているのではないでしょうか。支払い済みのプロデュース料と合わせ3億円程度が請求されているのではないかと見られています」（芸能記者）

 

　だが、こうしたてんちむの窮状に、X上では厳しい声がよせられている。あまり共感はされていないようだ。

 

《自分で蒔いた種なんだから文句言わずに仕事しろよ》

 

《それを我慢してみんな働いてるのだよ》

 

《簡単に自己破産と言ってるが、そんな生活をしようと思ってる奴に免責が下りる訳がない》

 

《賠償金は自己破産しても免責とならないけど、、》

 

　このように、てんちむが自己破産できる可能性について、懐疑的な声も寄せられているが、実際どうなのか。

 

「単なる損害賠償債務なら破産して免責される可能はある」

 

　とは、破産法に詳しい大和田周資弁護士だ。

 

「ただ、悪意による不法行為にもとづく損害賠償債務なら、非免責債権として、仮に裁判所で免責されても、支払い義務が残ります。『悪意である』ことが重要で、故意ではいけません。てんちむさんの場合、購入者に返金等の行動が、訴えを起こしている会社への悪意だったと認定するのは難しいと思います」

 

　つまり、自己破産できる公算が高いということだ。てんちむにとって“低賃金の昼職”でコツコツ支払う未来はあるのだろうか……。

( SmartFLASH )