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「本当にまるで理解できない」朝ドラ『虎に翼』の主人公が恩師にブチ切れ視聴者ポカーン…キャリア爆走で家族関係悪化にも納得の声続出

エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2024.07.08 21:29 最終更新日:2024.07.08 21:29

「本当にまるで理解できない」朝ドラ『虎に翼』の主人公が恩師にブチ切れ視聴者ポカーン…キャリア爆走で家族関係悪化にも納得の声続出

朝ドラ『虎に翼』のヒロイン・伊藤沙莉

 

 NHK連続テレビ小説虎に翼』の第69話が7月4日に放送された。放送のたびに共感が広がる本作にしては珍しく、今回は伊藤沙莉演じるヒロイン・佐田寅子(ともこ)の言動に疑問の声が上がる事態になっている。

 

 話の概略はこうだ。寅子を法律の世界に引き込んだ恩師である、小林薫演じる穂高重親(ほだかしげちか)の退任記念の祝賀会が催された。かつて、妊娠した寅子に穂高が育児に専念することを薦めたことをきっかけに二人の仲は決裂。しかし、寅子の法曹界復帰後、再び二人は顔を合わせるようになっていた。穂高はスピーチのなかで、自身の足跡について「結局、私は大岩に落ちた雨垂れの一雫にすぎなかった」と回顧。すると寅子は怒りをあらわにするとともに涙を流し、穂高に渡すはずだった花束を上司に託して会場を後にしてしまう。さらに追いかけてきた穂高に対し、「私は最後の最後で、花束で、あの日のことをそういうものだと流せません。先生に、自分も雨垂れの一雫なんて言ってほしくありません」と、拒絶の姿勢を崩さなかった。

 

 

 この場面について、ドラマに通じたコラムニストの深爪氏は自身のXで、

 

《「私、何話か見逃した???」ってくらい寅子の怒りが理解できなくて唖然としてしまった。穂高先生が可哀想としか思えなかった。いくらなんでも酷すぎるのではないか》

 

 と綴り、驚きを隠せない様子だった。同様に、主人公の心情の理解に苦しむユーザーの声が多数聞こえる。

 

《きっとここで穂高先生に対する怒りを理解できないことそのものが「意識が低い、そういう人たちが女性の地位を低くしてるんだ」と怒られるんだろうが 本当にまるで理解できない》

 

《「雨垂れ石を穿つ」は妊娠と過労でぶっ倒れた寅子を気遣った言葉でもあったと思うよ。それでも許せないというなら、それでもいいけど、穂高先生の退任記念祝賀会だよ》

 

《私は穂高先生は妊娠した寅子の身体をいたわり法曹界の仕事は出産してからでもできるんだから今は赤ちゃんを優先しなさいって気遣ってくれたという理解なので穂高先生があそこまでキレられる理由がわからない》

 

 芸能記者はこう話す。

 

「女性に法律家への道を開くため、穂高が創設した女子部の面々がさまざまな事情で法律の世界を離れていったことを念頭に、寅子は反発したのだと思います。

 

 そんな彼女らを含めて“報われない雨垂れ”と、犠牲者とも取れる表現をした穂高を許せなかったのでしょう。

 

 ただ、婦人の社会進出や法の下の平等という正義を掲げ、バリバリと仕事を続けていく寅子ですが、劇中ではその姿のせいで何やら不穏な雰囲気も漂っていました」

 

 5日放送の第70話の後に流れた予告では、寅子と家族の関係が悪化することが示唆された。

 

「寅子は、家庭のことはもともと親友で義姉の花江(森田望智)にまかせきりの状態で、それには『家父長制時代の父親と変わらない』といった指摘もたびたびあがっていました」(同前)

 

 7月8日の第71話放送後には、家族関係の悪化に納得する視聴者の声もXでは広がった。

 

《激務で物理的に家事育児にまで手が回らないのは仕方ないけど、仕事に全振りできるのは自分以外の家族の協力あってこそだという意識が寅子の出世と共に分かりやすく希薄になってきてる》

 

《もしかして、女学生時代寅子が雷に打たれたように衝撃を受けた「女は無能力者(すべて男に属する)」の旧民法の論理を いつしか戦後の法律家寅子自身が無意識に、家族に対して考えていた、みたいに帰結するのだろうか》

 

《残業や飲み会ばかりで全然家にいない、急に来客連れてくる、外には家事してるアピール、俺が養ってる発言、子供の普段の様子を知らない……全部Twitterで見たやつだ》

 

 アッと言わせる演出で話題をかっさらってきたドラマだけに、主人公がただ批判されるだけでは終わらないと思うが……。

( SmartFLASH )

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