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福山雅治「大恩人は祖母」発言に黒柳徹子が涙する
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2017.12.07 16:00 最終更新日:2017.12.07 16:00
歌手の福山雅治が12月1日放送の『徹子の部屋』(テレビ朝日系)に出演した。
番組で、司会の黒柳徹子から「あなたにとっての大恩人とは?」と聞かれた福山は、「祖母」と回答。
小学生の頃、近所の道場で空手を習っていたという福山。「『殴ったり蹴ったり絶対しちゃいけないよ』と言われるんですけど、言われれば言われるほど、試したくなるんですよね」と振り返るほど、やんちゃな子供だった。
このため母親からは、しょっちゅう叱られていたが、祖母はまるで違っていたという。
「(祖母から)一度も怒られたことがない。ばあちゃんは、若くしてじいちゃん(夫)を亡くし、女手一つでみかん畑をずっとやっていて。農家なんかやったこともないのに嫁いできて、『産めよ殖やせよ』の時代だったので、こどもを5人とか6人産んで。
それなのに、早くにじいさんをなくしてしまったので、ばあちゃんは1人でみかん畑をやりながら、ずっと子供達の世話もして生きてきた」
さらに、「僕もう、その話だけで尊敬してきたんですけども、そのばあちゃんから一度も怒られたことがないんです。それで、どこかで『このばあちゃんにだけは絶対に恥をかかせてはいけないな』『泥を塗るような真似はしちゃいけないな』と思って」と続けていた。
福山は前回『徹子の部屋』に出演した際(2016年9月22日放送)も、この祖母について語っている。
番組では、福山が撮影したという、祖母の手が写ったモノクロ写真を公開。アップで撮られていて、シワシワだ。
「これは、ばあちゃんが70代のころ(の写真)じゃないですかね。母親もそうなんですけど、わりと節が太くて似ている。ばあちゃんの手に、自分の手も似ているのが好きです」
この写真に思わず黒柳は、「本当に働いた人の手ですね。細かいことから大きなことまで、全部やれる手。いいですね。働きものの手って」と涙していた。
福山は「この手で仕事して、生きてきて。その手で僕らもそうだし、うちの母親も育ててくれた」と語りながら、しみじみと自分の手を眺めていた。
「18歳で長崎を出たときは、ここにいても自分のなりたいものにはなれない」と、故郷に背を向けた形での上京だったという福山。祖母は2008年に亡くなったというが、祖母に恥をかかせないという福山の姿勢は、これからも変わることはないだろう。