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芳根京子、SNSでこれみよがしに「アサヒ生ビール」のラベル見せ…「競合商品は絶対NG」広告業界の厳しすぎる掟とは
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2024.07.17 18:20 最終更新日:2024.07.17 18:20
「おつかれ生です!」
CMでお馴染みの声が今にも聞こえてきそうーー。7月15日、「アサヒ生ビール」(通称マルエフ)の瓶を何気なく横に置き、クリアカップに注がれたビールを美味しそうに飲む様子をInstagramに投稿した女優・芳根京子。
プライベートな旅行の思い出だが、この1枚の写真には、売れっコ芸能人ならではの配慮があるようで……。
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「芳根さんは2023年2月から、新垣結衣さんからバトンを受け継ぎ、アサヒ生ビールのCMに出演しています。じつは、ここ最近の芳根さんのInstagramには、スポンサーを気にするかのように、同ビールのラベルを強調した写真を複数投稿しているんです。
たとえば、今年4月21日も6月1日もそれぞれ同じビールを飲んでいる写真をInstagramに投稿しています」(芸能記者)
CMに出演する企業の商品を宣伝するのは当たり前。しかし、どこまでスポンサーのことを気にかけないといけないのか。大手広告代理店関係者に話を聞いた。
「今回の投稿は、あくまで本人の判断だと思われます。芳根さんクラスのタレントに『本人アカウントで商品を露出してください』というお願いは、基本的に無理ですからね。
本当にPRする場合、ステルスマーケティングにならないように、PRだとわかるようにしなければいけません。なので、今回の投稿はスポンサーにとっては “ラッキー” という感じです」
商品アピールよりも問題視されるのは、競合商品の存在だ。
「たとえば『キリン』のビールしか置かれてないお店だからといって、『一番搾り』を飲んでいるのを見られたり、SNSに投稿されたりすると、契約違反で大きな問題になってしまいます。
これにはタレントの格など関係ありません。大谷翔平選手は自動車メーカー・ポルシェと契約していますが、ランボルギーニやマクラーレンなど、他社の車に乗っている姿が報じられたり、SNSにあげられたりしても、内部では大問題となるでしょう。
そういう意味では、芳根さんが『ビールを飲んでいる姿』を投稿したい場合、アサヒ生ビールを置いているお店に行って投稿するしかないのです」
広告業界において、競合商品の定義も独自に定められているという。
「ビールのCMに出演している場合、他社のビールはもちろんですが、日本酒や焼酎など、酒類全般が競合商品に指定されることがほとんどです。
契約書には必ず競合商品として、排除すると定めた商品カテゴリーや企業の範囲が載っています。
ちなみに、同じ『アサヒグループ』内であっても、スーパードライやクリアアサヒも社内競合になるためNGでしょう。また、清涼飲料水も、“飲む” という意味では競合商品になりうるため、NGとされる場合があります」
好きに酒も飲めないとは、“おつかれ生” です!
( SmartFLASH )