日本時間の8月9日深夜、パリ五輪で実施された新競技「ブレイキン」が、日本テレビ系で中継された。
同局系の中継では、メインキャスターを「嵐」の櫻井翔が務めており、櫻井は同局の小髙茉緒アナウンサーと現地・パリから試合の様子をリポートした。
「いやー! ヤバい始まりでした!」と、冒頭から熱を込めた話し方の櫻井は、自身も大ファンだという世界的ラッパーのスヌープ・ドッグが競技開幕の合図を告げる役割で登場したことを振り返り、ハイテンションで話し続ける熱狂ぶりだった。
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しかし、この様子を報じたYahoo!ニュース記事のコメント欄では、櫻井のテンションと反対に、冷めた声が並んでしまっている。
《自分の好きな思い入れのある競技だけ、ハイテンションで伝えるキャスターなんて失格でしょ》
《他の競技もそれ位の元気でやりなよ。》
《何をやっても薄っぺらさしか感じない。ジャニーの件はダンマリで逃げるんだろうな。》
櫻井に不評の声が集まったのはなぜなのか。
「タレントをキャスターとして起用すると、映像的にどうしても選手より、タレントを軸とした見せ方になってしまう傾向があります。純粋に競技の情報がほしいと思う視聴者にとっては、櫻井さんの存在が目ざわりに感じることもあるようです。
そして、五輪キャスターは何よりも、公平さと“選手ファースト”が求められるポジションです。大会前半には、内村航平さんの体操競技以外でのテンションの低さ、上田晋也さんのうるさすぎる進行なども批判の対象となっていました」(民放関係者)
また芸能記者はこう話す。
「これまで、何度も五輪キャスターを務めている櫻井さんですが、現在、連続ドラマ『笑うマトリョーシカ』(TBS系)に出演中のため、五輪競技の勉強やアスリートへの取材活動に費やす時間が、いつもに比べて割けなかったようです。
また、2023年の故・ジャニー喜多川氏による性加害問題の際に、出演する『news zero』(日本テレビ系)でその話題になると“フレームアウト”するなど、大きな騒動になってから1カ月近く、無言を貫きました。
その代償として“キャスター失格”の烙印が押された感があり、視聴者としても『何をいまさら』といった感情が拭えないのでしょう。パリ五輪キャスター就任が発表された当初から『もう少しいい人材はいないのか』といった不満の声も聞かれていましたよ」
まだまだ過去のレッテルを“ブレイク”するのは難しいようだ。
( SmartFLASH )