8月11日、タレントのフワちゃんが、やす子に対して、不適切な暴言を含む投稿をしたことの責任から、芸能活動を休止すると発表した。
しかし、フワちゃんへの批判は、これまで彼女の“横暴”を放置してきた周囲のタレントや業界に対する批判へと広がっており、騒動が鎮まる気配はまだない。
ただ、たったひとつ“好影響”がもたらされる可能性がある、テレビ番組があるかもしれない。スポーツ紙記者はこう話す。
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「それは、日本テレビ系の恒例チャリティ番組『24時間テレビ』です。2024年は、やす子さんが『チャリティーマラソン』のランナーに選ばれていますが、発表された際は“酷暑”のなか、彼女にマラソンを走らせることへの批判が殺到していました。
それだけでなく、『24時間テレビ』は2023年11月に系列局の日本海テレビで、番組の募金を含む横領事件が発覚し、番組の存在自体に疑問の声があがっていました。
そんななかで起きたのが、フワちゃんの騒動。やす子さんは被害者であり、突然のできごとに同情が集まっています。彼女が出演する『24時間テレビ』への注目は、否応なく高まっています。それとともに、世間の話題もこの騒動に移り、番組への批判は一時期ほど聞かれていません」
これまで、マラソンへの反対が多く聞かれていたXでも、
《つらいことがあった人の心の受け皿にやす子ちゃんがなってる感じがした。マラソン頑張ってほしいな!》
《フワちゃんとやす子の騒動について、未だにいろいろと上がってくるけども。今月末の24時間TVで、やす子がチャリティーマラソンのランナーを勤めることは皆知ってるよね?》
といった具合に、やす子のマラソン挑戦へのエールが、多く出てきている。
それに加えて『24時間テレビ』という番組の性質上、こんな“演出”の指摘が聞こえてきているのだ。
《今年の24時間テレビでのやす子さんマラソンは、例の騒動での傷心も乗り越えてゴールインした後の美談的な盛り上がりが、今から目に浮かぶようだな》
《日テレ24時間テレビのやす子さんのマラソン。今からでも絶対にやめるべきだけど、ふわちゃんの不適切発言を取り上げることで、やす子さんが悲劇のヒロイン扱いされすぎて何だか気になります》
実際にテレビ業界内では、やす子をきっかけに、日テレに対する世間の反応が良化している実感があるという。ある情報番組スタッフはこう話す。
「『24時間テレビ』の『チャリティーマラソン』は、芸能人が大きな試練を超える姿を視聴者に見せる点が、感動を無理強いさせるとして以前から批判がありました。
しかし今回、やす子さんに起きたフワちゃんの騒動は、番組が仕かけた試練ではありません。テレビマンとしては、言い方は悪いですが“棚ボタ”“オイシイ”と感じるでしょうね。
ただし唯一の懸念は、やす子さんの体調面ですよ。やす子さんは、マラソンが控えていても、仕事量がぜんぜん減ってないでしょうし、もしマラソンがきっかけで倒れたりすれば、いま集まっている同情の声は、すべて日テレへの批判となって降りかかってくるわけですから」
騒動と、やす子のマラソンチャレンジは、じつはまったく無関係のことなのだが……。
( SmartFLASH )