8月14日、お笑い芸人のやす子がXを更新。今後、保護猫を迎え入れることを報告した。
《一人暮らしの独身なのですが来月 保護猫ちゃんを2匹迎えることになりました》
こうつづったやす子。過去に犬、猫の飼育経験があるとも明かしている。
8月4日の、フワちゃんによる不適切投稿によって、思わぬ“不幸”を経験していたが、今回の新たな“家族”との出会いで《また嬉しい楽しい日々が始まりそうです》と、期待を見せている。
8月末には『24時間テレビ』(日本テレビ系)で「チャリティーマラソン」のランナーを務めるなど、まさに売れっ子芸能人を地で行く忙しさだ。
「マラソンの練習をこなしながら、日本テレビ系の『ヒルナンデス!』の生放送レギュラーを務めているだけでなく、8月12日にはイタリアで海外ロケに臨んでいることも明かしていました。紛れもなく、多忙を極めている状態だと思います。
『24時間テレビ』のチャリティーマラソンランナーを務めたタレントは、その後、日本テレビ系の番組出演が続く傾向があります。もしかすると、保護猫を迎え入れるのも、同局系の『嗚呼!!みんなの動物園』の企画の一環かもしれません」(芸能記者)
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そんな、やす子のたいへんさを思ってか、冒頭の保護猫報告の投稿には23万以上の「いいね!」がついたうえで《ハッピーなお知らせだー》《楽しみですね》と、幸せぶりに共感する声も多く寄せられている。
ただ、やす子の報告に対して、X上では疑問を呈する声も少なくない。
《一人暮らしで独身でも保護猫引きとらしてくれるところあるんか ほぼ休みなしだろこの人》
《独身で保護猫、それも2匹もお迎えできるのってやっぱ芸能人でお金あるからかな?》
《一人暮らしの独身で保護猫を飼うのがなぜ賞賛されるのかわからない それが猫の幸せなのか私にはわからない》
なぜ、こんな反応が起きたのか。保護猫事情に詳しいペット専門誌ライターはこう話す。
「いわゆる保護猫を迎え入れるには、保護団体の開催する譲渡会などで実際に猫と触れ合い、団体の審査を経てわが家へ、というケースが一般的です。ただ団体にもよりますが、ひとり暮らしの方に保護猫を譲渡している団体は多くありません。また、婚姻前のカップルへの譲渡にも、厳しい団体は多いです。
ひとり暮らしの場合、保護された猫の面倒を見きれなくなる可能性があり、カップルの場合は別れた際、どちらにも引き取られない、ということになる可能性を防ぐためです。なかには半年ごとに家を訪問して、状況を確認することを引き取りの条件にしている団体もあります。
ときおり、こうした条件が厳しすぎるといった議論は起きていますが、生き物と暮らすことをどれだけ真剣に考えてくれているか、が大きな審査の基準なのです。それを知っている人たちからは、ひとり暮らしのやす子さんが引き取り手になれるのかと、SNSで疑問を持たれたのではないでしょうか」
また、やす子の仕事量を見て、疑問を抱く理由もあるという。
「実際に引き取りをする際は『トライアル期間』が設けられ、保護猫が安心して暮らしていける環境が整っているかなどを判断されることもあります。
その際には間違いなく、在宅時間や仕事の忙しさ、面倒を見る際の夫婦での分担の割合などを聞かれます。奥さんは積極的だけど、旦那さんはそれほどでも……というケースもありますから。
もちろん、ペット可の物件に住んでいるか、脱走防止、落下防止の対策を取ることができるかといった項目もチェックされます。やす子さんの働き方を見て、不安を覚える愛猫家もいるでしょう。
ただタレントの場合、テレビ番組の企画にすることで、諸条件をクリアにするという“裏道”があります。であれば心配は少ないですが……」(同前)
いずれにせよ、引き取られる2匹のニャンコには、幸せになってほしいものだ。
( SmartFLASH )