8月17日放送の『情報7daysニュースキャスター』(TBS系)内の“ワンフレーズ”が、ネットをざわつかせている。
この日は「災害級の猛暑に翻弄 京都を訪れた外国人は」と題して、現地の様子を特集。川に木の板を張り、涼みながらお酒や食事を楽しむ、夏の京の風物詩スタイルである「川床」が紹介された。
猛暑のため、午前8時半にオープンし、日中は営業を取りやめているという、京都市中心部にあると思われる店舗が紹介されたが、ナレーターはこの「川床」について、「かわゆか」と連発。
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このことについて、X上では疑問の声が相次いだのだ。
《情報7daysで「かわゆか」って連呼しているのがめっちゃ気になるけど、京都の川床って「かわどこ」じゃなかったの?読み方変わったのかなぁ?私の勘違い?》
《観光地京都の川床の紹介で、「カワユカ」と連発…》
さらに“京都人”からの意見も。
《情報7daysニュースキャスターさん、何度も「川床」を“かわゆか”と読ませてるのは京都人として許しまへん。“かわどこ”と読みますねん》
《えっ…アレは「ゆか」って呼んでた……「かわ」ってつけず、ただの「ゆか」洛外出身者には分からん伝統なのかしら(がっつり洛外出身者私)》
この日の番組内で、司会の安住紳一郎アナから、訂正などがなされることもなかった。意見が錯綜しているなか、実際のところはどうなのか。京都に詳しいトラベルライターが語る。
「川床といえば、番組で紹介されていた、先斗町(ぽんとちょう)の鴨川沿いに設置されるものをよく思い浮かべると思いますが、あれは『納涼床(のうりょうゆか)』と呼ばれており、このときは『ゆか』ですね。
一方で、“奥座敷”として知られている京都市北部の貴船(きぶね)や高雄のものは『川床(かわどこ)』と呼ばれていて、『川床』と記載したときは、この“かわどこ”の読みが一般的には定着していると思います」
つまり、鴨川に設けられたものについては「ゆか」が正しいようだ。同じ京都でも場所で呼び名が変わるとは、外国人観光客でなくとも面食らってしまう。
( SmartFLASH )