放送中のNHK連続テレビ小説『虎に翼』をめぐって、SNSで熱い “論争” が交わされる事態となっている。いったい何が問題なのか?
「8月19日から23日の第21週は、主人公・寅子(伊藤沙莉)と航一(岡田将生)の再婚を軸に話が進みました。寅子は結婚によって姓が変わってしまうことで再婚を躊躇。姓を変えずに裁判官の仕事を続けたいという提案も、上司に否定されます。
同級生で弁護士の轟(戸塚純貴)に相談したところ、轟は同性愛者であることの苦悩を語ります。寅子は轟の事務所で生活困窮者を助ける集いに参加、そこには轟とそのパートナーや、性転換手術を受けて女性になった人物もおり……という話が展開しました。
つまり、夫婦別姓やLGBTQなど、現在盛んに議論されているジェンダーの問題が描かれたのです」(テレビウオッチャー)
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これに対し、Xでは、
《令和特有の価値観や問題意識を戦後のドラマにぶっ込みすぎだろ》
《何でも無理やり「ほら令和にも通ずる問題でしょ」をてんこ盛りにするのやめてほしい。安易すぎる》
など、否定的な意見が多数。それに対して、これらの問題を取り扱う姿勢を称賛する意見も多い。
《まさにぶっ刺さる週だ。このドラマは令和の問題のプロパガンダだという意見をみた。違う、昭和からずっとそこにあったんだよ》
《事実婚、夫婦別姓、同性婚、ステップファミリー、一気にもりこみすぎ?と思わせといて、全部全部、令和でも解決してない問題で、きっと他にもたくさんあると気づかせてくれるの、さすが朝ドラだ〜》
そんななか、『虎に翼』の脚本を手掛ける吉田恵里香氏が8月21日に、自身のXでその意図を説明。
《セクシャルマイノリティーの方々も夫婦別姓を望む人も今の時代にポッと生まれたわけじゃありません。昔から存在したのです。多くの問題が解決されぬまま今の時代まで続いていることが大問題なのです》
《みなが平等で対等な社会になる道のりは、まだまだ遠いと思いますが、それでもできることをしていきたいです。誰しも何かを強要されることは嫌だと思います。それを他者にするのはやめましょうね》
と呼び掛けている。
Xではほかにも、
《朝ドラなので、もう少し、楽しい話題にならないかな 朝から重い》
《虎に翼のメッセージ性強すぎて重いな…今からでも夜ドラにしていいんじゃないかな、って思うくらい。ちゅらさんて本当にいい朝ドラだったな…》
などの声も。
評価が非常に高い『虎に翼』だが、朝ドラにしてはややヘビー……と感じる人も少なくないようだ。
( SmartFLASH )