元幹部社員による募金着服など、多くの問題が指摘された『24時間テレビ』(日本テレビ系)の放送がいよいよ約1週間後に迫った。
「“番組の顔”であるチャリティーランナーの芸人・やす子さんは、8月上旬にフワちゃんの不適切発言をめぐって大炎上に巻き込まれました。暴言を“言われた側”のやす子さんにも注目があつまり、連日ニュースに取り上げられていました。精神面での負担も心配をされるなか、自身のSNSでは、日々マラソンの練習に尽力している様子を投稿しています」(芸能記者)
実際、本誌もマラソンのためなのか、神社でお参りするやす子の姿を目撃しているーー。
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今回、やす子が挑戦するチャリティーマラソンは、これまでとは異なり全国の児童養護施設に寄付をするという目的がはっきりしたもの。さらに、新しい試みとして市民ランナーを募っている。これに応募した都内在住の30代女性のAさんはこう語る。
「“新たな募金スタイルを生み出す”という趣旨で、一般市民ランナーがやす子さんと一緒に5kmを走るという企画です。約1000人を募集しており、当日は『チャリTシャツ』を着用して走ることが条件。約2000円のTシャツの収益が募金になるということでした」
8月23日に抽選結果が発表され、Aさんは無事にやす子と走れることになった。
「でも、ちょっと思っていたのと違うんです。届いた案内を見てみると、マラソンといいながら、スタート地点はとある運動場で、“400mのトラックを12週半、グルグル回る”というものだったんです。てっきり、これまでのチャリティーマラソンと同じように公道を走るものだと思っていたので、がっかりしました。
熱中症対策のため、給水所は待機所に1カ所、グラウンド内に3カ所設置される予定ですが、市民ランナーの受付は16時から18時30分。スタートは20時ごろですが、猛暑の中、屋根がないところで最大4時間も待つ可能性があり不安です」(Aさん)
さらに別の応募者は、マラソンよりも「募金」が強調されていることに首をかしげる。
「届いた案内には、赤色の文字で『やす子さんの想いに賛同いただける方はぜひ、募金にご協力お願いします』と記載されており、会場内に設けられた募金エリアが示されています。参加者はもれなく『チャリTシャツ』を購入しているのですが、それに加えて、現地でも募金を勧められると思うと、私たちは“お金集めのための存在なのか”と寂しくなりますね。まあ参加してみようとは思いますが……」(別の応募者)
なぜ一般の市民ランナーを“ぐるぐる走らせる”ことになったのか。テレビ局関係者はこう語る。
「一つの場所にいてくれれば、熱中症や体調不良など、なにか問題があったときにすぐに対処できますからね。リスク管理を考えれば仕方がないところもあります。ただでさえ番組に逆風が吹いていて、チャリティーマラソンをこの猛暑でおこなうことにも批判が集まっていますから。これで救急車を呼ぶような“騒ぎ”にでもなれば、それこそ番組終了です。それに、やす子さんはスタジアムを出て例年通り公道を走る予定ですが、迷惑系YouTuberなどに気をつける必要もある。何が起きるか分からないなかで、現場スタッフはかなりピリピリしています」
不安要素だらけで、無事に完走できるのだろうか……。
( SmartFLASH )