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遠藤憲一が驚きすぎた『ドクターX』西田敏行のアドリブ

エンタメ・アイドル 投稿日:2017.12.17 20:00FLASH編集部

遠藤憲一が驚きすぎた『ドクターX』西田敏行のアドリブ

 

 俳優の西田敏行遠藤憲一が、12月13日放送の『徹子の部屋』(テレビ朝日系)に出演し、撮影現場でのやりとりについて語っていた。

 

 西田は、演技にアドリブをふんだんに取り入れることで有名。番組ではドラマ『ドクターX』(テレビ朝日系)での、西田のアドリブによる遠藤とのキスシーンを紹介。

 

 ちなみにアドリブは、濡れ衣を着せられた部下である遠藤が、西田が演じる院長に忠誠心を示すため証拠隠滅を図る、という重要な場面で行われている。

 

 遠藤は「自分が涙を流しながら、ある秘密のノートを食べちゃうシーンがあるんですけど、そこで(西田が)『何をすんのかな』と思ったらキスされちゃって。こういうアドリブまでいくんだと思いました」と振り返る。

 

 西田は、遠藤がノートを食べるシーンを映像を見ながら、「ここまでは台本通り」と説明。映像で、そこから西田は涙を流しながら遠藤に近づき、頬に熱烈なキスをし抱擁していた。

 

 映像を見た司会の黒柳徹子に、「すごい! キスをなさるぐらいの気持ちの高まりだったんですか?」と聞かれた西田は、「そうですね。私は『ゴッドファーザー』って映画が大好きで。(映画で)よくマフィア同士がキスをしてるんですね。それが脳裏をよぎって、ついしちゃいました」と語る。

 

 遠藤に対して、なぜアドリブを仕掛けるのか。西田はこう説明する。

 

「(演じている)彼の顔を見ていると、なんとなくいじりたくなるというか。わりとそれまで、演じてこられた遠藤くんの役柄を見ていると、強面一色で引っ張ってこられたような感じがしていたので。遠藤くんのなかにある柔らかい部分のポテンシャルを、どんどん引き出したいなと思ったんですね」

 

 ここで遠藤は、「海老名(遠藤の役名)は、もうちょっとただの強面の役だったんですよ。西田さんにいじられるたびにどんどんキャラクター変わっていっちゃって。(情けないキャラは)西田さんが作ったようなものです」と解説。

 

 さらに、「俺、芝居をやってて、根っこの性格なんでしょうけど、セリフを覚えるのも遅いし、いっぱいいっぱいな気分が多くて。現場でそんな『楽しい』っていう域のところまで、なかなかいかないんですよ。西田さんと絡むと、『どうなっちゃうのかわからない』ドキドキはありますけど、(台)本の形からまた違う世界が広がっていくので、一緒に演じていて本当に楽しいんです」と語っていた。

 

 登場人物の性格に影響を与え、共演者をここまでの気持ちにさせてくれる西田のアドリブ力は、さすがとしかいいようがない。

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