2023年10月2日、「SMILE-UP.」(旧ジャニーズ事務所)が性加害問題をめぐり開いた記者会見で、記者に対する「NGリスト」の存在が発覚。「氏名候補記者」及び「氏名NG記者」(いずれも原文ママ)と記載された資料が流出したことで、同社への批判が殺到したのだ。
「会見から約1週間後、旧ジャニーズ事務所は『NGリストの外部流出事案に関する事実調査について』と題して、調査結果を公式サイトで公表しました。そこには、『指名NG』リストについて旧ジャニーズ事務所は関与しておらず、マスコミから問い合わせがあった2023年10月3日の深夜から4日の未明に、リストの存在を知ったことを主張。そして、会見の運営を委託していたコンサルティング会社・FTIの担当者が独断で制作したものだと強調しました」(芸能記者)
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その後、NGリストについて言及しないまま1年近くが経過した8月27日、SMILE-UP.は、
《弊社としては、調査結果がとりまとめられたFTIの調査報告書の全文を開示することを検討いたしましたが、FTI米国本社から非開示を前提に調査を行っており、調査対象者個人の保護の観点から調査報告書の全文は開示できないとの意向を受けました》
と、委託先であるFTI米国本社の調査結果の一部のみを、公式サイトで発表した。これに対して、X上ではさまざまな意見が飛び交っている。
《まるでジャニーズ事務所(スマイルアップ)が被害者のような報じ方ですが、スマイル社はNG会見の主催者として新たに会見を開き、世間に説明するべきです。責任は主催者にあるのですから》
《うち(旧ジャニーズ事務所)は悪くありません!という説明だけは長く丁寧。被害者への対応も丁寧にお願いします。調査含めて》
《NGリストの件もはや懐かしいんだがやっと調査結果出たのか〜!FTI調査に1年近くかかってるって無能すぎるだろ、まぁ1年経っても全然我々忘れてないから》
「公表文のなかでは、あらためて旧ジャニーズ事務所の関与を否定しており、FTI側も独断でNGリストを制作したと認めていますが、会見の“主催者”は旧ジャニーズ事務所ですから、『NGリスト』が存在したことでイメージが悪化したのは間違いないですし、責任がないわけではないでしょう。委託先の問題とはいえ、1年近くかけての説明になったため、主催者として会見を開いたほうがいい、という意見も出ています。少なくとも、多くの人たちの心中に、モヤモヤが残っているのは間違いないでしょうね」(同前)
まだまだ多くのファンが“SMILE”になれる状況ではない。
( SmartFLASH )