8月31日から9月1日にかけて、『24時間テレビ』(日本テレビ系)が放送される。2024年は、毎年恒例だったメインパーソナリティーが廃止になった。それに伴い、出演者の顔ぶれにも変化が起きている。
「旧ジャニーズ事務所(現・STARTO ENTERTAINMENT)のタレントが激減しました。2003年のTOKIO以来、同社のタレントがメインを務めていましたが、今年出演が発表されているのは嵐・相葉雅紀さんとKing & Prince(キンプリ)・髙橋海人さんのみ。例年、旧ジャニーズ勢が番組の“顔”だったことを考えると、メインパーソナリティーなしの2024年は“旧ジャニーズ不在の年”といえるでしょう」(スポーツ紙記者)
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旧ジャニーズの出演が減ったことを悲しむファンも少なくない。そんな中、X(旧・ツイッター)では、日本テレビに対して嫌悪感を示す人の声も見受けられる。
《今年…24時間テレビは寄付も協力もしません。金額もそれなりだったけど…》
《なんで出演するん?断って欲しかった。ジャニーズにした仕打ちが許せない。私はもういいわ》
《さんざんジャニーズ批判しといて、今度は24時間テレビと日テレ本体への批判をかわすために好感度高い相葉ちゃんを盾にするのか。クソすぎるな》
《24時間テレビの感動押売企画にウンザリ 散々ジャニーズ人気を利用して寄付金集めてたくせに、掌返しが凄すぎて》
単に、旧ジャニーズ勢の出演が減っただけでなく、根深い不満がありそうだ。旧ジャニーズファンで、過去に番組へ募金したこともある40代女性はこう話す。
「嵐やキンプリ、なにわ男子など、人気のグループが『24時間テレビ』放送数カ月前からロケに参加し、番宣もして、当日はほとんど寝ないで番組を進行していました。しかも、ノーギャラです。それだけ番組に貢献していたのに、日テレは昨年の性加害問題後、あたかもイヤイヤ彼らを使っていたようなコメントを出していました。手のひら返しをされたようで、すごく嫌な気持ちになりました。今年は番組を見たくないし、募金する気もありません」
2023年10月、日本テレビは性加害問題を巡り、同社と旧ジャニーズ事務所との関係について社内調査を実施し、その結果を公表した。芸能記者は「この調査結果に反発するファンも多かったのではないか」と話す。
「同年10月4日の『news every.』では、20年以上前から局内に『(事務所を)怒らせたらタレントの起用や取材ができなくなるのではないか』という認識があったと説明していました。事務所への忖度があったことも明かし、一時期、旧ジャニーズと距離を取っていた印象です。ですが、今年の『24時間テレビ』ではメインを廃止しつつも、相葉さんや髙橋さんを起用しているので、ファンからすれば、彼らの人気にあやかろうとしているように見えるのでしょう」
旧ジャニーズファンの“『24時間テレビ』離れ”は、番組にとって痛手になりそうだ。
「人気のグループを起用することで、多くのファンが番組の募金に参加していました。チャリティー企画はある種、そうしたファンに支えられていた部分も大きかったので、ファン離れは致命傷になりかねません。ただでさえ、日テレは、2023年に地方の系列局で番組にかかわった幹部社員の寄付金着服が発覚して以降、厳しい目にさらされています。今年は、視聴率や募金額など厳しい結果になるかもしれません」(前出・芸能記者)
ファンの愛なしじゃ地球を救えない?
( SmartFLASH )