2025年に開催される「大阪・関西万博」に、国民的人気ゲーム「モンスターハンター」(カプコン)の体験型コンテンツが出展されることがわかった。
「大阪に本社があるカプコンは、当初から体験型の展示を提供すると言われていました。
今回は『MONSTER HUNTER BRIDGE(モンスターハンターブリッジ)』というタイトル。直径約12m×高さ約5mの円筒形状シアターのなかで、専用ARデバイスを使うことで『モンハン』の世界にどっぷり没入できるということです。
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シアターの側面と天面はシースルーLEDで、その奥に大量のスピーカーが置かれ、床面はプロジェクターと床振動が使われるそうです」(経済担当記者)
8月29日には、吉村洋文大阪府知事、横山英幸大阪市長、タレントの波瑠らが出席して記者会見が開かれ、横山市長は「腰が抜けるかと思いました」と体験後の感想を述べた。吉村知事も自身のXに《疑似体験しましたが、ハンパないです。カプコン、本気です》と高揚したポストをしていた。
万博開幕までおよそ7カ月だが、協会が期待する「気運醸成」は盛り上がりに欠けている。
目標を2300万枚に設定したチケット販売数は、8月21日時点でおよそ450万枚にとどまり、パビリオンも参加国が自前で建設する「タイプA」方式が、当初は60カ国だったものの、資材の高騰や人手不足などが影響して47カ国に減少している。
こうしたことから、6月に発表されたアニメ「機動戦士ガンダム」の実物大ガンダム像(全高およそ17メートル、総重量49トン)の展示とともに、この「モンスターハンター」に期待が寄せられているのだ。
「内閣府によると、アニメやゲームなどコンテンツの海外向け事業は2022年時点で4.7兆円の規模に拡大しています。この10年で約3倍という驚異的な伸びをみせているそうです。海外でも『クールジャパン』として認知度が高いこの分野を、万博の観客動員に利用しようということでしょう。
実は、万博のスペシャルサポーターには、ポケモンやハローキティ、くまモンなどの有名キャラクターが就任しています。こうしたキャラやコンテンツを駆使すれば、来場者も一気に増えそうです」(経済担当記者)
実際、この報道を受け、Xには、
《大阪万博行きたい気持ちになってきた!》
《すごいね~~万博はガンダムに、モンスターハンター》
など期待するポストが数多く寄せられている。開幕までに、さらにサプライズがありそうだ。
( SmartFLASH )