9月12日、コンビニエンスストア大手「ローソン」が、3人組ロックバンド「Mrs. GREEN APPLE」とコラボした、3人監修のクリスマスケーキを発売することを発表して話題となっている。
「コンビニのクリスマス商戦といえば、各社が人気タレントを起用して、夏ごろからケーキなどの予約を受け付けるスタイルが定着しています」(芸能記者)
では、2023年のラインナップを振り返ろう。
セブン-イレブンは、韓国発の13人組ボーイズグループ「SEVENTEEN」をクリスマスシーズンのイメージキャラクターに起用。ファミリーマートも「TWICE」をアンバサダーに起用していたが、ローソンは特定のタレントを起用していなかった。
「一時期は、大手3社がこぞって旧ジャニーズ所属のタレントを起用していたこともありました。しかし、2023年に故・ジャニー喜多川氏の性加害疑惑が社会問題となった影響から、タレント起用に大きな変更が見られたのです」(同前)
【関連記事:「曲に罪はない」ミセス、物議かもした『コロンブス』を音楽番組で“封印”「もうテレビでは聴けないのかな」ファンの心配】
2024年のラインナップでは、タレント起用をしていなかったローソンがMrs.GREEN APPLEとコラボ。ファミリーマートはすでに「TWICE」の連続起用を発表し、セブン-イレブンはまだ発表されていない状況だ。
今回、ローソンがMrs.GREEN APPLEを起用したことを受けて、Xではこんな声が多く聞かれている。
《かつては妖怪ウォッチ、プリキュア、近年はなにわ男子でお世話になったローソンのクリスマスケーキ、今年はまさかのミセスなんて》
《コンビニのクリスマスケーキといえばキンプリだったりなにわ男子だったりセブチだったりするやつだよね??今年、み、ミセス!?》
《ローソンのクリスマスケーキ今年はMrs. GREEN APPLEらしい…。なにわちゃんではなくて残念》
Mrs.GREEN APPLEといえば、2024年6月にYouTubeチャンネルで公開した「コロンブス」のミュージックビデオが、差別的な表現だと大炎上する出来ごともあった。その影響を感じさせない人気ぶりに驚きの声が聞かれる一方で「なにわ男子」への言及も……。
「2023年に明確に“乗り換え”をしていなかったローソンに対して、なにわ男子のファンたちは“復活”を期待していたのではないでしょうか。ただ、なにわ男子は2023年にメンバーに相次いで、熱愛が発覚し、グループ人気は停滞気味です。
Snow ManやSixTONESといったほかの旧ジャニーズ事務所のタレントが起用されてもおかしくないと思いましたが、まだ大手企業の“アレルギー”は強いということでしょう。そんななか、アイドル系グループではなく、ロックバンドのコラボが決定したことに時代の変化を感じますね」(前出・芸能記者)
まさしく“推し活”も多様性の時代化――。
( SmartFLASH )