「オウンにはオウンだよ!!!」
10月15日に行われた2026年北中米W杯アジア最終予選の日本対オーストラリア戦は、1対1の引き分けに終わった。
日本は最終予選3試合で得点14、失点0の3連勝。4戦めにして初の失点で連勝は止まったが、その結果以上に注目されたのが冒頭のテレビ中継解説者のコメントだ。発言の主は“居酒屋解説”で人気の高い元日本代表DFの松木安太郎氏だった。
【関連記事:EXIT兼近が「流行語大賞」審査員に「野球好きすぎ」もの申す! 平均年齢の高齢化に「俺に声かけてほしい」】
オーストラリアは日本の凄まじい攻撃力を警戒し、つねに最終ラインやゴール前を5人以上で固め、引き分け狙いに徹した。アウェーを加味すれば、それも当然だったのだ。
ところが、守勢一方のオーストラリアがまさかの先制。しかも、最終予選初失点はオウンゴールだった。
この時点で58分。残りは32分ほどだったが、日本は圧倒的に攻めながらなかなか追いつけない。そしてようやく追いついたのは76分。交代出場で存在感を示していたMF中村敬斗が左サイドをえぐり、鋭く折り返したパスが豪州DFの足に当たって日本が追いついたのだ。
その際、松木氏が絶叫したのが、冒頭のコメントだ。これにはテレビで応援していたサポーターたちがすぐさま反応。
《松木さんってやっぱり凄い人だなあ》
《いいぞ、松木の名言出た》
《“オウンにはオウンを“ ――松木法典――》
《「オウンにはオウン」これ、生でバッチリ拾いましたよ松木安太郎さんは僕の帰りを待っていたのか?久々の最高の松木節をありがとう》
《昨日の代表戦で松木さんの「オウンにはオウンだよ!」を今思い出して電車内ニヤニヤしてる》
ともにオウンゴールで1対1で引き分けたのは、長い歴史を持つW杯予選では初という珍事だったことも盛り上がった要因だったかもしれない。
ところで、昨年の新語・流行語大賞に選ばれたのは阪神・岡田監督の「アレ(A.R.E.)」だったが、同時にインタビューの合間によく発していた「お~ん」も大いに注目された。昨年の岡田語録「お~ん」と今年の松木語録「オウン」はくしくも酷似したものとなった。
ちなみに、2人に面識があるかどうかはわからないが、生まれはともに1957年で松木氏が11月28日、岡田氏が11月25日と3日しか違わない。3日先輩にあやかって松木が今年、流行語大賞を受賞する!?
( SmartFLASH )