テレビ・映画史に残る名作には「天才子役」がつきもの。今だから明かせる、時代の寵児となった当時のギャラ&ぶっちゃけ話から、現在の意外な生活ぶりまでを一挙公開する!
「多くのオーディションに落ち続けていた僕が、長渕さんの『この子にしよう』のひと言でデビューできたんです。
当時のドラマ撮影は、週にリハーサルが2日、スタジオ撮影とロケが3日で、学校にはあまり行けませんでした」
そう語るのはドラマ『親子ジグザグ』で長渕剛と共演した伊嵜充則(40)。子役時代にはトラブルにも見舞われた。
「家が火事だと嘘の通報をされ、夜中に消防車が3台来たこともありました」
その一方で"贅沢な経験"も。
「黒澤明監督と山田洋次監督の作品に出演させていただいたのは最高の財産ですね。黒澤監督の『夢』の撮影現場に “変な外国人がいる” と思ったら、それが『スター・ウォーズ』のジョージ・ルーカス監督でした。黒澤監督の膝の上に乗りルーカス監督と一緒に写真を撮ったのもいい思い出です」
成人後も可愛い子役時代のイメージのせいか、悪役やクセに強い役などは「話すら来ない時期もあった」という。
「これからは職人的な俳優として、末永く演じていきたいです」
いさきみつのり
1977年3月17日生まれ 東京都出身 8歳より子役として活動開始。10歳のときに長渕剛と共演したドラマ『親子ジグザグ』でデビューし人気子役となる。2017年は映画『牧水〜あくがれのみなかみ〜』に主演。ドラマと映画を中心に活躍中
(週刊FLASH 2017年12月12日号)