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「回りくどい」「テンポよくできねぇか」神木隆之介『海に眠るダイヤモンド』視聴率急降下“謎めいた設定”に不満
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2024.11.26 19:05 最終更新日:2024.11.26 19:07
神木隆之介が主演を務める日曜劇場『海に眠るダイヤモンド』(TBS系)の第5話が、11月24日に放送された。
放送前から期待されていた作品だったが、インターネット上ではストーリー展開をめぐって、疑問の声があがっている。
同作は、明治の初めから戦後の高度経済成長期にかけ、石炭採掘で発展した1955年の長崎県の端島(軍艦島)と、2018年の東京を舞台に70年にわたる愛や友情を描いた物語。神木は、端島で働く鉱業職員の鉄平役と、現代パートでは東京で暮らす売れないホストの玲央(れお)役の一人二役を演じている。
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第5話では、現代パートで大きな動きがあった。
「初回から何かと玲央の世話を焼く年配の婦人・いづみ(宮本信子)の正体が注目されていました。いづみは長崎県端島出身で今は東京で会社を経営していますが、地元に特別な思いを抱いていたため、端島パートに出演している土屋太鳳さんや杉咲花さん、池田エライザさんのうちの誰かではないかとSNSで考察が繰り広げられていたのです。そして第5話のラストで、玲央がひょんなことから、いづみの旧姓を知り、杉咲さん演じる朝子がいづみだったことが判明しました」(芸能記者)
10月20日の放送開始から1カ月が経ち、重要な秘密が明かされたことは話題を呼んだ。Xでは、これまでのストーリー展開を称賛するように《伏線回収がうまいなぁ》《最高にぞくぞくする》といった声が聞かれている。
一方で、ストーリー展開に疑問を呈す視聴者も多い。
《構成は分かるけど、回りくどいのよ。テンポ悪いし、いずみが誰なのか引っ張りすぎだし》
《タイトルとは全くかけ離れた話が展開されていて残念。謎めいた設定をどんどん増やしているものの、それほど興味がわかないはなしばかり》
《海に眠るダイヤモンド、金はかかってるけどもうちょいテンポよくできねぇか?の気持ちに》
といった、物語のテンポの悪さを指摘する声がXでは聞かれる。実際に『海に眠るダイヤモンド』は、SNSの反響は大きいものの、世帯視聴率(関東地区、ビデオリサーチ調べ)は下降している。
第1話の11.0%から第3話で7.0%に急降下し、第4話は7.5%、そして第5話も7.4%と盛り返しはいまだできていない。前出の芸能記者は、その低迷の要因になったと思われる現在の放送回に至るまでのストーリーについて、こう振り返る。
「毎回、端島パートをメインに、現代パートが描かれています。端島で起きた出来事や登場人物が現代パートに関係していることを仄めかす描写が多かったです。特に、いづみは意味深な言動を繰り返しながらなかなか正体が明かされず、モヤモヤする視聴者もいたのでしょう。
一方、2024年の日曜劇場は4月期に長谷川博己さん主演の『アンチヒーロー』、7月期に二宮和也さん主演の『ブラックペアン シーズン2』が放送され、いずれも主人公に隠された謎はありましたが、基本的には1〜2話で完結するストーリーが連続する形で、テンポよく進んでいた印象です。
その点、『海に眠るダイヤモンド』は壮大なストーリー展開で随所に伏線が散りばめられ、前の2作と比べると、少々進行が遅く感じられるのかもしれません」
大きな謎が一つ判明した『海に眠るダイヤモンド』は、ここから一気に巻き返せるか──。
( SmartFLASH )