11月26日、元SMAPの香取慎吾が、12月11日放送の音楽特番『2024 FNS歌謡祭』(フジテレビ系)に出演することが発表された。1974年にスタートした同番組は毎年12月に放送され、多くのアーティストが出演する。
2024年は嵐の相葉雅紀が司会を務め、12月4日、11日の2週連続で放送される。すでにaikoやAI、Superfly、浜崎あゆみ、星野源などの出演が決まっており、新たに第3弾として、追加のアーティストが明らかになった。
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「今回発表されたのは、4日に出演する韓国のガールズグループ『ILLIT』や、お笑いコンビ『バナナマン』による扮装ユニット『赤えんぴつ』、松たか子さん。そして、11日に出演する同局系アニメ『ドラゴンボールDAIMA』の主題歌を歌う『C&K』や香取さん。計11組です。
香取さんは2025年1月期のドラマ『日本一の最低男』(フジテレビ系)で主演を務める予定で、同ドラマの主題歌である新曲『Circus Funk(feat.Chevon)』を披露します。『FNS歌謡祭』に香取さんが出るのは、9年ぶりです」(芸能記者)
ひさしぶりの香取の登場に喜ぶファンも多い。一方、最後に彼が出演した時のことを知る人々の一部は手放しで“復帰”を喜べなかったようだ。Xでは次のような声が並ぶ。
《慎吾くんがFNSに出るのね。9年前の時はその1ヶ月後にあんなことが控えていたせいか表情が暗かったような》
《キスマイ以外の後輩がごそっと帰ったというあのFNS歌謡祭から9年振りに香取慎吾が出演。感慨深い》
《香取さんのFNS出演はあの因縁の2015年のSMAP以来か9年も経ってるんだ》
《9年前のFNSは、SMAPみんなめっさギラギラしていてかっこよかったな きっと思うこともたくさんあった中、あんな素敵なパフォーマンスしてくれて感謝しかない》
香取は、2015年12月の『FNS歌謡祭』にSMAPとして出演した。SMAPはそこでトリを務め、『雪が降ってきた』(1992年)やギタリストMIYABIとのコラボで『Otherside』(2015年)を披露し、会場を盛り上げた。ただ、SMAPファンには苦い思い出もあるようだ。
「同番組には、TOKIOやKinKi Kids、嵐、関ジャニ∞(現・SUPER EIGHT)など、旧ジャニーズ事務所のタレントが多数出演していました。ただ、SMAPの歌唱後、会場の出演者が映された際、“同僚”はKis-My-Ft2の姿しか確認できなかったんです。
もちろん、スケジュールの都合もあったのだと思われますが、当時、ファンの間で『事務所内に派閥があるのでは?』という噂が飛び交っていたため、後輩の途中退席はSNSでかなりの話題になりました。
さらに、年が明けた2016年1月以降、SMAPの解散騒動が世間を騒がせ、最終的に同年末でグループは解散することに。翌年、事務所を退所し『新しい地図』を立ち上げた香取さん、稲垣吾郎さん、草彅剛さんは、しばらく地上波テレビ番組に出られない時期がありました。こうした経緯から、かつてのSMAPファンのなかでは、最後の『FNS歌謡祭』を旧ジャニーズ事務所への“忖度”が繰り広げられた屈辱的な事件と見る人もいます」(前出・芸能記者)
9年の時を経て、再び歌謡祭の舞台に立つ香取。番組の司会を相葉が務めるため、くしくも嵐メンバーと元SMAPメンバーが共演することになる。この並びも貴重な光景になるはずだ。
「旧ジャニーズ事務所時代、SMAPと嵐が共演する機会は少なかったです。SMAP解散以降、嵐メンバーは中居正広さんや木村拓哉さんと一緒に仕事をする機会は時々ありましたが、香取さんら『新しい地図』との共演は久しぶりです。特に歌番組での共演は解散後初めてになるので、SMAPと嵐の“共演解禁”も注目を集めそうですね」(前出・芸能記者)
9年もかかった復帰の舞台で、平和な様子が繰り広げられることを祈りたい。
( SmartFLASH )