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【初告白】元グラドル・瀬戸早妃 出産&FP1級合格の仰天舞台裏「お腹バンバン蹴られながら勉強してたんです」“咲嬉”として社長業も

エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2024.12.01 14:25 最終更新日:2024.12.01 14:25

【初告白】元グラドル・瀬戸早妃 出産&FP1級合格の仰天舞台裏「お腹バンバン蹴られながら勉強してたんです」“咲嬉”として社長業も

生まれた我が子を愛おしそうに見つめていた咲嬉さん。今でもまだ出産した実感がないようで、「朝起きてもいる。生きてる、動いてる。信じられない気持ちで過ごしています」と語る

 

「お疲れ様でーす」

 

 弾けるような笑顔で現れたのは、今年11月に1級ファイナンシャル・プランニング技能士合格を果たした元グラビアアイドル“瀬戸早妃”で、現在は会社社長である咲嬉さんだ。

 

 ファイナンシャル・プランニングとは、「人生における総合的な資金計画を立て、経済的な側面から実現に導く方法」のこと。それを指南する専門家をファイナンシャルプランナー(FP)といい、年金制度・社会保険・税金・不動産・相続など家計にかかわる幅広い知識を備えている。相談者の現状を分析し、アドバイスや資産設計をサポートすることが主な業務だ。1級取得の合格率は学科試験と実技試験を合わせると8%前後という狭き門であり、国家資格である。咲嬉さんは見事に合格を果たしたのだが……あれ、ベビーカー?

 

「実は、FP1級学科受験のときは、お腹にこのコがいたんですよ!実技試験の最後の追い込みのときは生まれてたので、抱っこして勉強してたんです」

 

 なんと咲嬉さん、今年夏に第一子を出産していたのだ。妊娠出産とFP受験を両立するとは超人である。今回の取材現場にも、生後3か月の我が子を連れてきていた。

 

「今は、アパレルの通信販売を運営する会社を経営していますが、もともとお金の勉強をするのは好きだったんです。生活に直接関係してくるじゃないですか。

 

 税金だってコンビニで買い物をすれば消費税がかかる。不動産の知識だって、マンションを借りたり家を買うときに必要だし、今後の人生には相続も関わってきます。そんな、生活に必要な知識が一通り揃っているのがFP試験なんです。

 

 それに、今後は金融資産運用などの情報発信をしていきたいなという思いがあって。何か資格があったほうが、信ぴょう性が増すじゃないですか(笑)。

 

 でも、勉強を続けられた一番の理由は、楽しかったから。多い時で1日10時間くらい勉強して、休日は学校も通っていましたが、全く苦じゃなかったんです」

 

 

 お金への強い関心から咲嬉さんはFPの試験勉強にのめりこんでいき、2022年9月にFPの入門といえる3級を受験し、一発合格。続けて、2023年1月に2級にも見事一発合格を果たし、着々と1級への道のりを歩んでいったのだが……。

 

「同年の5月と9月に1級の学科試験に落ちました。2024年1月も落ちて、3連敗。このときは落ち込みましたね。

 

 そもそも、1級学科は合格率が低いんですよ。大体、毎年合格率10%くらいなんですけど、私が初めて受けたときは、合格率3%だったんです。さすがに合格率が低すぎるって業界に衝撃が走って(笑)。そのときは心が折れそうになりました。その回で受験を辞めるっていう人もいましたし」

 

 それでもくじけずに勉強をつづけたが、ここでさらに“試練”が。そう、咲嬉さんは第一子を授かったのだ。

 

「2019年に結婚したんですが、子供については正直ずっと悩んでいました。自分の会社はあるし、子どもを産むとやりたいことができなくなるな……とも思っていて。ただ年齢的なことを考えると、後悔しない選択をしたいなと。それで決意しました」

 

 3級合格時点で37歳。そして通説では、1級に合格するまでに何年かかるか分からないとされる。

 

「当時すでに40歳目前で、『子供を何年待つことになるのだろう?』という不安がありました。妊活と勉強の両立について途中ですごく悩んだんですが、一度きりの人生ちょっと欲張って頑張ってみようと思って。自分だったらできるかな、チャレンジだなって思って、妊活とFP、どちらも捨てずに頑張ることにしました」

 

 こうして咲嬉さんは、FPの勉強に加えて妊活、そして妊娠・出産と、ここ数年は多忙すぎるスケジュールを送ることになった。だが、他にも懸念があったという。

 

「経営者である私の立場上、労働基準法や育児介護休業法の対象外となるため、産休や育休がありません。勉強に大幅な時間を取られると、どうしても業務に支障が出てきてしまうんです」

 

 こうした不安に駆られながらも、勉強の日々を続けると同時にめでたく懐妊。しかし、試験の日程は待ってはくれない。

 

「どんどんお腹が大きくなってきて。今年の1月の試験は、つわりがひどくて、這いつくばって試験会場に行くみたいな感じでした。それが、5月は安定期に入ってたし落ち着いてできたんですよ。お腹、中からバンバン蹴られながら合格したんです(笑)」

 

 5月の学科試験に合格後、無事に出産した咲嬉さんには、すぐに9月の実技試験が控えていた。

 

「あの時は大変だったなあ……もう戻りたくない(笑)。年に1度しかない実技試験なので、なんとしても合格したく、意識が朦朧としながら、猛勉強していた感じです。よく授乳中に暗記しながら気絶してましたからね」

 

 あっけらかんと話す咲嬉さんだが、その勉強量はすさまじいものがあった。

 

「一問一答に力を入れ、1万問は解きましたね。とにかく問題をたくさん解いていました。1級から3級まで、年金や不動産などの扱う範囲は変わらないのですが、どんどん中身が深くなっていくイメージです。

 

 FP1級は、それぞれの専門家――社会保険労務士や司法書士、税理士などの“士業”の基礎を全部やるみたいなイメージです。しかも、1級になると実践的な問題が増えてくるんですよ」

 

 科目的に難しかったものは何かと尋ねると、悩み始めた。

 

「これ、ホントに難しいんですけど、全部の科目が関わり合ってるんです。ずば抜けて楽しかったのは金融資産運用なんですけど、それ以外は全部苦戦しました(笑)。

 

 例えば年金の繰上げ・繰り下げ計算では『退職日が月の途中か月末か』によって、1カ月ぶん計算がズレることがあります。そうなると次の問題も、その次も芋づる式に間違えることになる、という試験の形式なんです。税金の計算でも、ひとつ数字がズレると最終的な数字が全部変わってくる。法人税の計算とか、本当に大変でしたね。

 

 でも、実際に業務にあたるときは1円でもズレたらダメじゃないですか。本当に厳しく点数をつけてもらって、鍛えられている感じでしたね」

 

 使い倒した参考書や問題集には付箋がビッシリと貼ってある。中には、手書きで何度も勉強した痕跡が見えた。

 

「過去問やり尽くしていれば合格できるというわけじゃ全然なくて。法改正もあるので、細かな数字が年によって変わってきますし、真新しい問題形式が、結構ボンボン出てくるんですよ。知識をアップデートし続けないといけないのがFPなんです」

 

 見事にFP1級を獲得した咲嬉さんは、今後FPとしてどのように活動していくのか。そう聞くと、まだ語られていなかった“快挙”が明らかになった。

 

「開業は、今は考えてないんです。でも、今年は3つ資格を取ったんですよ。FP1級と、日本証券アナリスト協会が新しく始めた『資産形成コンサルタント』、あと『証券外務員1種』っていう銀行に勤める人がみんなとらなきゃいけない資格。

 

 だから、資産形成にあたって悩みを抱えた方やアドバイスが必要な方に向けたセミナーの仕事を、今は頑張ろうかなと思っています。来年の予定もちょっとずつ決まってきています。自分の会社は継続しながら、プラスアルファでメディア出演などを少しずつできたらいいかな。私がレギュラーMCとして証券会社主宰のYouTube番組に出たりとか、赤ちゃんがいるんで無理なくできれば。絵本の代わりにFPの参考書を読み聞かせようかな(笑)」

 

 名実ともに“お金の専門家”となった咲嬉さん。子供を育てつつ自らの会社を経営し、さらにお金についての知識を世間に伝える。パワフルすぎる新米ママは、ベビーカーに“相棒”を乗せ「次も打ち合わせがあるので!」と元気に去っていった。母は強し!

( SmartFLASH )

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