12月2日、TBS系で放送された特番『ミステリープラネット』が、他番組の企画と酷似していると話題になっている。
同番組は、チョコレートプラネットと佐々木希が司会を務めており、タレントたちが日本各地の「謎」を調査するVTRが放送された。
そのなかで、お笑いコンビの「宮下草薙」、そして「ぽんぽこ」の高木ひとみ ○(たかぎひとみまる)が解明に挑んだのが「座敷わらし」だった。
岩手県を中心に伝わる幼児の妖怪で、住みついた家や目撃した者に幸運をもたらすといわれているが、そんな座敷わらしが現われるという2つの宿にそれぞれ宿泊し、座敷わらしとの遭遇を期待するという内容だ。
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岩手県に向かった2組が泊まったのは、二戸市の「緑風荘」と盛岡市の「菅原別館」だった。ところが、これはいずれも、2018年に放送された『世界の何だコレ!?ミステリー』(フジテレビ系)で、俳優の原田龍二が宿泊した宿だった。
さすがに視聴者のなかに既視感を覚えた人も多かったようで、X上では《二番煎じ》《何だコレミステリーのジェネリック》とモヤモヤの声が寄せられた。
ちなみに『何だコレ!?ミステリー』では、原田が各地の座敷わらしが現われるスポットを訪問するなど、シリーズ化していた。
「座敷わらしが現われることで知られる宿といえば、まず『緑風荘』の名前があがるくらい、オカルトファンにはあまりにも有名です。ですから、かぶっても仕方ないと『ミステリープラネット』のスタッフは判断したのでしょう。
また、心霊現象が起きるとなれば、評判が下がると考える宿も多いはず。そもそも取材を受けたがらない宿もあり、登場する宿はおのずと限られます。
ただ、オカルト好きの視聴者としては、過去に放送されたほかの番組とまったく同じ“手垢がついた内容”では、がっかりしても仕方ないでしょう」(テレビ局関係者)
宿泊先は同じだったとしても、「調査結果」にはオリジナリティがあったようだ。
「一応、同番組の名誉のために言うと、既存の番組と少し毛色が違ったのは、座敷わらしの“霊体”といわれる無数の光の玉『オーブ現象』の撮影だけではなく、座敷わらしが発したと思われる“声”を専門機関に提出して声紋鑑定にまわした点でした。結果的に、身長120~130cmの子ども、そして、身長150cmの女性という2人の声という結果が得られていました」(前出・テレビ局関係者)
昨今では放送自体が難しい「オカルト」だけに、視聴者の期待は高まりすぎていたようで……。
( SmartFLASH )