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川口春奈“絶対的CM女王”までの平坦でなかった道のり「父の死」「下着写真集」「格闘家カレとの別れ」経てなおも持ち続ける謙虚さ
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2024.12.07 15:10 最終更新日:2024.12.07 15:13
12月3日、メディアの調査・分析をおこなうニホンモニターが、2024年の「タレントCM起用社数ランキング」を発表した。2023年に続き“2連覇”を達成したのは、女優の川口春奈だ。
「このランキングは、タレントの好感度バロメーターを示しているともいえます。2024年の結果は、3位が16社で芦田愛菜さん、2位が18社の賀来賢人さん、そしてそれを大きく離して、24社のCMに登場した川口さんが1位に輝きました。2023年には、21社でCM女王になったので、彼女の躍進ぶりがうかがえます」(芸能記者)
橋本環奈や今田美桜、広瀬すずなど、ほかの国民的女優に2倍近い数字を離して首位を独走している“絶対的CM女王”の川口。Xでは、そんな彼女への驚きの声が多く並んだ。
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《ランクインするだけでもすごいのに、2年連続1位はすごい!LINEMO、はま寿司のCMが印象に残っていて好きだな!!》
《川口春奈のCM女王はここ二、三年続いているんじゃないのか? 美人の上に好感度高いんだろうな》
しかし、川口がこの栄光を勝ち取るまでには、壮絶な下積み時代があった。芸能ジャーナリストが語る。
「長崎県の五島列島に生まれた彼女は、2007年に中学生向け雑誌『ニコラ』のオーディションでグランプリを獲得し、デビューしました。中学3年生で親元を離れ、上京した彼女が悲劇に見舞われたのは、19歳のときでした。お父さんが、事故で亡くなってしまったのです。地元では、イケメンで子煩悩な父親として知られていて、仲のよかった川口さんはたいへんなショックを受けたといいます。2018年の父の日には、Instagramで《私が19歳のとき父は他界したけど今日まで毎日毎日顔が浮かびいつも想ってます、届いているといいな》というメッセージを、“父親似”という自身の写真とともに投稿しました」
このころ、芸能活動では“足踏み”が続く状況だった。
「デビュー直後は順調そのものでした。2011年に初の連続ドラマでの主演を務めた『桜蘭高校ホスト部』が評価され、2010年に出演した「au LISMO」のCMは、雑誌『CM NOW』の2010年CM大賞に選ばれるなど、このころから“CM女王”の片鱗を見せていました。ただ、以降もドラマや映画に出演するものの、爆発的な人気作品と出会えることがなく、同年代の女優と比べてトップランナーというわけではなかった印象です」(芸能ジャーナリスト・以下同)
そんな彼女が、並行して続けていたのがグラビア活動だ。
「もちろん刺激的なものではないですが、積極的に水着姿も披露し、ファン層の拡大に努めていました。20歳の誕生日を記念して発売された3rd写真集『haruna3』では、ハワイやクロアチアなど、豪華なロケがおこなわれ、初挑戦となる下着での撮影が注目されました。鮮やかなブルーのランジェリーで微笑む姿からは、『芸能界で生きていく』という彼女なりの覚悟さえ感じられました。
さらに2017年、デビュー10周年を機に発売された『re:start』では、より大人の魅力を引き出すような、水着や下着のカットに挑戦しています。芸能人として、すでに人気者だった彼女のようなタレントが、積極的にこういった写真集を出すのは珍しいことです」
それから3年。彼女はある“事件”を機に、一気にトップ女優へと登りつめた。
「2020年、大河ドラマ『麒麟がくる』で、織田信長の正室・帰蝶という重要な役を演じたのです。この役はもともと、沢尻エリカさんが務めるはずだったのですが、沢尻さんが2019年11月、麻薬取締法違反容疑で逮捕されたため、川口さんが“代役”を務めることになったのです。彼女は、本来のスケジュールをすべて白紙にして、役に臨むことになりました。ある意味、女優人生をかけた大きな決断だったでしょう。その結果、まさに最高の評価を得ることになりました」
転機が訪れた彼女の側には、支える男性がいた。それは、格闘家の矢地祐介だ。
「2019年に“お泊まり愛”が報じられ、それ以来、約5年という長い交際になりました。一時期は一緒に地元・長崎に行き“結婚宣言”まで周囲にしていたそうですが、2024年3月に破局報道が出ています。いちばんの理由は、川口さんが“売れすぎた”ことだともいわれています。多忙により矢地さんとのすれ違いが増え、契約上の都合などから、結婚のタイミングもどんどん減ってきました。彼女としても、女優としてまさに正念場という時期でした」
現在、彼女の隣にいるのは、フレンチブルドッグの「アム」だ。
「アムちゃんそっくりのキーホルダーを、所属事務所の車のキーにもつけているほどです。忙しい日々を送るなか、いまは愛犬の支えで、仕事に邁進しているようです。驚くことに、こんなに好感度が上がり続けても、“大女優”という雰囲気を醸し出すことなく、デビュー当時と変わらない腰の低さや愛想のよさを保ち続けているそうです。彼女はずっと謙虚なんですよね。まさにここに、“CM女王”の強さの秘訣があるのでしょう」
「CM女王」までの道のりは、平坦ではなかったということだ。
( SmartFLASH )