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神木隆之介『海に眠るダイヤモンド』いづみのセリフはかなりの爆弾発言…現代にも「鉄平登場」の可能性浮上で高まる考察熱

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記事投稿日:2024.12.08 11:00 最終更新日:2024.12.08 16:28
出典元: SmartFLASH
著者: 堺屋大地
神木隆之介『海に眠るダイヤモンド』いづみのセリフはかなりの爆弾発言…現代にも「鉄平登場」の可能性浮上で高まる考察熱

 

 

 12月1日(日)に第6話が放送された神木隆之介主演日曜劇場海に眠るダイヤモンド』(TBS系)。

 

 それまで “六角関係” とも言えるような複雑な恋愛模様が描かれてきたが、第6話で無事に3組のカップルがきちんと成立し、それぞれが幸せを噛みしめるという展開となった。

 

 1955年から始まった軍艦島(長崎県・端島)を描く過去編と、2018年から始まった東京を描く現代編の2軸でストーリーが進行しており、神木はその2つの時代の主人公を1人2役で演じている。

 

 

 過去編の主人公・鉄平は端島で生まれ育ち、明るく真っ直ぐな性格。長崎にある高校・大学に進学したが、卒業後は帰郷して端島の炭鉱業を仕切る大手企業の職員に。故郷を盛り上げていきたいという気持ちを胸に、奮闘していく。

 

 現代編の主人公・玲央はいまいち人気の出ないホストだったが、端島が故郷だという老婦人・いづみ(宮本信子)と出会い、水商売をやめて人生が変わっていく。いづみからは鉄平に似ているということで気に入られており、端島と鉄平について興味を抱いている。

 

■これが最終回なら大団円のハッピーエンドだが…

 

 第6話の過去編では、夫婦となった鉄平の兄・進平(斎藤工)と歌手だったリナ(池田エライザ)が子宝に恵まれる。続いて鉄平の幼馴染みで同じ大学に通っていた賢将(清水尋也)と百合子(土屋太鳳)も結婚。

 

 そして第6話終盤で、鉄平がもうひとりの幼馴染み・朝子(杉咲花)に、「あのさ。俺……。あの……。朝子が好きだ。好き」「朝子と一緒に、いつまでも、いつでも端島にいるし、だからゆっくり長い目で見てほしい」とピュアな告白シーンが描かれる。

 

 鉄平は、以前は百合子が好きだった時期があり、リナが島にやってきた当時惹かれていたこともあり、恋愛模様がかなり複雑化していたのだが、最終的には、一途に鉄平を想い続けていた朝子と相思相愛になるという着地。

 

 こうして主要キャラ6人のカップリングが成立した第6話は、まるで最終話のような幸せな空気に満ちていた。

 

 ……しかし、それゆえに視聴者目線ではめちゃくちゃイヤな予感びんびんなのである。

 

 これが最終回なら大団円のハッピーエンドだが、残念ながら、まだ中盤回。ドラマは山あり谷ありを描いて視聴者を引きつけるわけだから、こんな多幸感に包まれたエピソードが中盤で描かれたというのは、終盤に向けて彼らの幸せが崩壊するような大波乱が起きるというフラグでしかない。

 

 物語途中での幸せ絶頂シーンは真逆の意味を持ち、ほぼ確実に “不幸の前ぶれ” や “嵐の前の静けさ” なのだ。

 

■闇夜に小船でリナと端島から脱出したのは鉄平か

 

 そんな幸せ満載の第6話のラストで、いづみから意外な発言が飛び出して、視聴者たちの考察熱に拍車がかかっている。

 

 現代編のいづみの正体は朝子だったということが第5話ラストで明かされていた。そして、第6話ラスト。玲央が端島閉山の際の写真を見ながら鉄平はどこに写っているのか尋ねたところ、いづみは「いない。この写真にはいない。私も知らないの。彼が、鉄平がどうなったのか」と答えたのである。

 

 このいづみの発言で、突如、“考察界隈” の注目が集まったのが「鉄平生存説」だ。

 

 鉄平が早くに亡くなってしまい、いづみ=朝子の「忘れられない人」になったのではないかと予想した視聴者も多かっただろう。だが、いづみさえも鉄平の生死がわからないとなると、現代でもどこかで生きている可能性も出てきた。

 

 第1話冒頭で、幼子を抱えるリナと謎の人物が、闇夜にまぎれて小船で端島から脱出する意味深長なシーンが流れていた。このときリナと逃げ出したのが夫・進平ではなく鉄平だったとしたら、端島ではないどこかの地で彼は生きながらえているのかもしれない。

 

 リナと脱出していたのが鉄平だったとしても、さすがに現代編で鉄平が登場する可能性は高くないだろうが、可能性がゼロでもない展開になっているのだ。

 

 1955年から始まった過去編だが、年月は進んでおり、今夜放送の第7話で1964年となっている。ちなみに端島が閉山したのは1974年で、そのときの写真に鉄平は写っていないので、1964年から1974年の10年間のうちのどこかで彼は姿を消すということである。

 

 はたして現代でも鉄平は生きているのか――物語終盤で明かされるであろう主人公の激動の人生から、ますます目が離せない。

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