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STARTO社、転売対策発表も“激あま”ぶりにファンの怒り収まらず…高まる多名義アカウント禁止&リセール導入望む声

エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2024.12.10 18:00 最終更新日:2024.12.10 18:00

STARTO社、転売対策発表も“激あま”ぶりにファンの怒り収まらず…高まる多名義アカウント禁止&リセール導入望む声

STARTO ENTERTAINMENT社長の福田淳氏(「スピーディ」公式サイトより)

 

 12月9日、STARTO ENTERTAINMENTが、チケット転売問題に関する発表をおこなった。

 

 STARTO社は個人間のチケット売買仲介サイト「チケット流通センター」運営会社に対し、高額転売目的での出品者の情報開示請求をおこなっていたが、運営会社は開示を拒否。そのため、東京地裁に情報開示命令を求める申立てをおこなった。その結果、2024年11月12日付で出品者の情報が開示されたという。

 

 

 STARTO社では《今後、当該出品者に対して、不正転売行為に対する責任追及を行う方針で検討を進めております》としている。

 

 また、同様のサイトである「チケットジャム」に対しても、Snow Manのチケットを転売出品している1224件について情報開示請求をおこなったが、運営会社は開示を拒否。こちらについても裁判の手続きを進めるとして、《1人でも多くのファンの皆様に適正な方法でチケットが行き渡るようにするため、今後もチケットの不正転売に対して徹底的に対策を講じていく》と、厳しい姿勢で臨むことを明らかにした。

 

「チケット転売問題は、以前から問題になっており、2019年には『チケット不正転売禁止法』が施行されています。にもかかわらず問題は収まらず、実質的には転売が横行しているのが現状です。

 

 STARTO社では、『チケット流通センター』で多数のチケット高額転売がおこなわれており、調査の結果、契約タレントのチケットの転売出品が約1万件確認されたとしています。そのうち『なにわ男子』のイベントだけで3000件以上の転売があり、100件以上が10万円超で出品されていたということです」(芸能記者)

 

 だがこのSTARTO社の対応に対し、Xでは“激アマ対策”ではないかとの声が巻き起こっている。

 

《うーん、転売サイトを訴えるより、チケット購入優先権のあるファンクラブの多名義を暗黙してることを改めることから始めるべきじゃないの?と思っちゃう》

 

《公式リセール制度も作らず多名義で稼いでる癖に転売だけ取り締まるのはどうなんでしょうねSTARTO ENTERTAINMENT社さん》

 

《チケット高額転売、ファンクラブの複数名義を見抜けなかったり、リセールとかの制度を設けていないジャニーズ側にも原因はあるよな》

 

「もちろんSTARTO社の対応に賛同する意見もありますすが、チケットのリセールシステム導入を求める声や、ファンクラブの在り方に疑問を持つ人の声の方が圧倒的に多いようです。体調不良などでイベントに行けなくなった場合、正規にチケットを売れるのがリセールですが、STARTO社は導入していません。

 

 また、STARTO社タレントのイベントチケットはほぼファンクラブ会員が優先され、一般販売は非常に少ないのです。とくに人気グループであれば、ファンクラブに入っていてもチケットが取れる可能性は低いため、多くの名義でファンクラブに加入している人がかなりいるとされています」(同前)

 

 2024年5月には、ジャニーズWEST(現WEST.)、NEWS、King & Princeのチケット購入権利を、他人の会員情報を使って不正に得た疑いで、北海道で男2人が逮捕されている。2人は約8000人分のファンクラブのアカウントを持ち、チケットの不正購入で2022年から2023年にかけて約2億円を売り上げたとされる。

 

 またこの男2人と合わせて逮捕された女2人は、ジャニーズWESTのファンクラブアカウントをそれぞれ120人分、110人分持っており、チケットを不正入手し、高値で転売していたとみられる。

 

 こうした事情があるため、多くのファンが納得していないのだ。問題の根は、かなり深そうだ。

( SmartFLASH )

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