『だれかtoなかい』に終了報道…指摘されていたキャスティングへの疑問とトーク「深堀り不足」の閉塞感

 

　12月12日、トーク番組『だれかtoなかい』（フジテレビ系）が、2025年3月で終了すると各紙が報じた。同局の『ワイドナショー』も同じタイミングで終了するとされ、ダウンタウン・松本人志の出演していた番組が相次いで消えることとなる。

 

「『だれかtoなかい』は、2023年4月に、かねて親交の深かった松本と中居正広がMCを務める番組『まつもtoなかい』としてスタートしました。当初は、豪華タレント2人をゲストに招き、MC2人含めた4人でクロストークを展開する構成でした。

 

　しかし、番組スタートから1年足らずで、松本さんが活動休止へ。番組は『だれかtoなかい』へタイトル変更、リニューアルを余儀なくされ、代打MCとして二宮和也さんやムロツヨシさんを迎えましたが、厳しい視聴率が続きました。二宮さんの起用では、いっときバブル状態になったものの、松本さん不在による“コンセプト崩壊”の打撃は大きかったようです」（芸能記者）

 

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　このところ指摘されていたのは、ゲストのキャスティングへの疑問だった。最近では、『まつもtoなかい』時代に出演したタレントの再登場が増えており、2024年12月1日では、ちょうど1年前に出演した俳優・山田孝之と、1年半ほど前に出演した小栗旬が登場。水川あさみ、ゆりやんレトリィバァ、柳沢慎吾なども複数回、ゲストとして出演している。ゲストの組み合わせにも意外性が少なく、Xでも《他の番組で有り得そうな組み合わせばっかり》といった反応が寄せられていた。

 

「キャスティングのたいへんさもありますが、『だれかtoなかい』はクロストーク形式のため、どうしてもそれぞれのゲストの深堀りがむずかしい側面があります。中居さんの気さくな雰囲気で、ゲストたちがくだけた調子で対談してくれるのはいいのですが、無難な会話に終始してしまうことも。メンツが豪華なだけに、もう少し深い話が聞きたい、という反応も少なくありません」（芸能記者）

 

　こうした事情もあってか、Xでは、番組の抱える閉塞感に、「終了も納得」の声が集まっている。

 

《終わるんだ…ま仕様がないわな　ゲストを呼ぼうにもネタ尽きた感あるし。》

 

《だれかtoなかい、正直4人の会話となるとゲスト2人のトークを公平に引き出すのは難しいなと感じる。せっかく素敵なゲストに来て貰ってもそんな浅いトークで終わるの??と思うこともあったし（河合優実ちゃんの時とか） ゲスト2人がトーク番組慣れしてる方ならうまく回るけどなかなか》

 

《トーク番組を昔から好きな私としては、誰がMCとかに関わらず、だれかtoはゲストへの深掘りがいまいちされず、消化不良だった。》

 

　ダブルMCの一方を失った代償は、大きかったようだ……。

( SmartFLASH )