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2024秋ドラマ「失敗作」ランキング『あのクズ』3位、『民王R』2位、原作と「世界観が違い過ぎる」1位は?
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2024.12.14 06:00 最終更新日:2024.12.14 06:00
10月クールのドラマが、続々と最終回を迎えている。本誌はその総決算としてアンケート調査を実施。10月期ドラマのなかで「おもしろくなかった」「失敗作だと思う」作品はどれかを、全国のドラマ好きの20代から60代の女性500人にきいた。対象としたのは、プライム帯に民放局で放送された15作品だ。
同時におこなった「おもしろかった」「ハマった」作品のアンケートでは、1位に選ばれたのは『ライオンの隠れ家』(主演・柳楽優弥 TBS系)だった。はたしてこちらの結果は?
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【第5位】『海に眠るダイヤモンド』(TBS系)38票
主演・神木隆之介
「日曜劇場ということで期待していたのですが、物語の舞台があちこちに飛んで、理解しにくいと思いました」(50代・主婦・静岡県)
「錚々たる俳優陣をそろえた割には、肩透かしというか、イマイチおもしろさは感じませんでした」(30代・無職・東京都)
昭和30年代、石炭産業で栄えた「軍艦島」こと長崎・端島と、現代の東京を舞台とした壮大なストーリー。共演は杉咲花、斎藤工、宮本信子ら。昭和と令和を行ったり来たりする構成が分かりにくいという声が。いまや最強のドラマ枠「日曜劇場」だけに、過度な期待がかかる面もあるだろう。ただ、「ハマった」ドラマランキングでは、2位という高評価。よくも悪くも、注目度は高かった。
【第4位】『嘘解きレトリック』(フジテレビ系)41票
主演・鈴鹿央士、松本穂香
「ああいう世界観は好きで最初のうちは観ていましたが、だんだん飽きてしまった。ストーリーに意外性がなく引き込まれなかったと思う」(40代・無職・大阪府)
「原作とキャストが合っていない感じ。月9にしてはちょっと地味すぎたかな」(30代・会社員・静岡県)
原作は昭和初期が舞台の人気コミック。貧乏探偵と特殊能力を持つ助手のコンビが、難事件を解決する。恋愛もので苦戦したフジ「月9」が、路線変更で浮上かと思ったが……。
【第3位】『あのクズを殴ってやりたいんだ』(TBS系)52票
主演・奈緒
「奈緒さんは好きなのですが、ボクシングには興味がなく、途中でみるのをやめてしまいました」(50代・会社員・茨城県)
「俳優さんはいいとおもうけど、ストーリーが単純すぎて先が読めてしまった」(60代・主婦・岡山県)
結婚目前で相手に逃げられた女性が、プロボクサーを目指す“ボクシングラブコメディ”。共演はKis-My-Ft2の玉森裕太。身体を張った奈緒の熱演は光ったものの、「ボクシング色が強すぎて物語に入り込めなかった」という意見が多数。
【第2位】『民王R』(テレビ朝日系)56票
主演・遠藤憲一
「前作はおもしろかったのに、今回は明らかに失敗作。やっぱりキャストの力は大きい」(20代・アルバイト・愛知県)
「エンケンさんは好きだし、演技もがんばっていたと思う。でもいろんな人に入れ替わるのはさすがに無理があってつらかった。あのちゃんとなにわの男の子の演技もキツい」(50代・主婦・奈良県)
2015年に放送された『民王』の続編。総理大臣の心と体が毎回、誰かと入れ替わる。共演はあの、なにわ男子の大橋和也ら。前作で出ていた菅田将暉、高橋一生らの不在を嘆く声が多数、聞かれた。
【第1位】『若草物語-恋する姉妹と恋せぬ私-』(日本テレビ系)62票
主演・堀田真由
「小説の『若草物語』が好きで見てみましたが、なんでこんな話になるのかと不思議に思いました。世界観が違い過ぎるので『若草物語』ってタイトルにしなくても」(30代・会社員・神奈川県)
「はっきり言ってストーリーが退屈過ぎる。まったく盛り上がるところもなく、ひたすら退屈。リタイアしました」(50代・主婦・奈良県)
「女性の結婚観とか仕事とか姉妹の恋愛とか、ストーリーとしてはありきたりだと思います。四姉妹の演技力もイマイチかな」(50代・パート・静岡県)
オルコットの小説『若草物語』を原案とした、四姉妹の物語。共演は仁村紗和、畑芽育、長濱ねる。「好きな小説のタイトルで期待したが……」という意見がいくつも見られた。タイトルで損をした部分はあるかもしれない。
最終回が間近に迫る作品も多い。ここまでつき合った作品は、最後まで見逃せないだろう。
( SmartFLASH )