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ほめ上手「ずん」飯尾和樹、米倉涼子と水卜麻美アナの “すごさ” を的確に評価「水卜さんは『切り返し師匠』」
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2024.12.16 11:00 最終更新日:2024.12.16 11:00
12月13日放送の『マツコ&有吉 かりそめ天国 2時間SP』(テレビ朝日系)で、「ずん」飯尾和樹さんと俳優の米倉涼子さんが、中華の名店が集まる激戦区だという東京・大門で、中華料理店をめぐるロケをやっていました。
筆者が注目したのは、飯尾さんの褒め上手な点です。米倉さんの歯に衣着せぬ発言に対して、ほめたりフォローしたり、そのうえ、笑いにも昇華させていました。
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中華料理店「生駒軒」に向かう途中、米倉さんの愛犬の話題になっていたこともあり、飯尾さんは「生駒軒」に入店する際に「行ってみましょうか。ワンワンって感じで」と、「軒」と「犬」を引っかけてボケると、米倉さんは「そういうのあまり面白くなかったです」とバッサリ。そんな米倉さんの毒舌に対して、飯尾さんは「(米倉さんは発言に)嘘がない。実印預けられる」と褒めて、見事に笑いにしていました。
中華酒家「大天門」では、唐辛子の赤と豆腐の白の2層構造になっている変わり種の麻婆豆腐が出てくると、米倉さんは「何これ? えーー! 普通のがいい」と素直な気持ちを吐露。そんな米倉さんの奔放なコメントに、飯尾さんは「いいフリしてくれますね」と、最初に下げて、最後に上げるフリとしてとらえて褒めていました。
筆者は以前、飯尾さんに共演者の話を伺ったのですが、その際も飯尾さんのほめ上手なところが多々ありました。
相葉雅紀さん率いるジャニーズの若手メンバーと、番組レギュラーのアンタッチャブル・山崎弘也さんが加わったゲストチームが、ゲームで対決する番組『VS魂グラデーション』(フジテレビ系)の共演者について、こう話していました。
「本番前、ジャニーズの後輩の子たちに、相葉君が『おはよう。おはよう』ってあいさつするんですが、その雰囲気が優しい経営者みたいなんですよ(笑)。
あと、ザキちゃん(山崎)とは前室(本番直前にスタンバイする場所)が一緒なんです。ザキちゃんは本番前に小さいえびせんを必ず1枚食べるんですけど、その後の本番でノンストップで2時間。えびせん1枚ですごく燃費がいいなって(笑)。
進行している僕からしたら本当に助かりますね。『この隙間にコメントを入れてくるか』ってところにサッと入れてきますから。コメントの縦列駐車の名人。狭い軽自動車が1台入るか入らなかというところにワン切りでガン! と。職人ですよ(笑)」
情報番組『ZIP!』(日本テレビ系)で、以前共演していた水卜麻美アナウンサーの仕事ぶりについては。
「ニュースのなかには災害とかの速報も来るんですよ。そのときは、ほかのアナウンサーがニュースを伝えている3メートル横ぐらいで水卜さんが速報ニュースの打ち合わせをしてるんです。
『表現をどうするか』とか、ガーってやって。バタバタですが、まぁ見事にさばいていきますよね。それを僕は、映らないところに座って家のリビングにいる感じで見てます(笑)」
ほかにも、水卜アナのすごさを飯尾さんは目の当たりにしたと言います。
「番組中に暗いニュースから明るいテーマに変わるときがあるんですよ。たとえば『続いては〇〇のコーナーです』っていうとき、『続いては』の部分は暗い口調なんですが、『○○のコーナーです』に移るにつれて徐々にグラデーションで声のトーンが明るくなるんです。すごいと思いましたね。水卜さんは師匠です。『切り返し師匠』」
人を褒めるというのは、お笑いの部分でいうと笑いにしづらいジャンルです。それを飯尾さんは、いやみなく褒めてガンガン笑いにしていきます。今後も飯尾さんの『ほめ笑い』に大注目です。
インタビューマン山下
1968年、香川県生まれ。1992年、世界のナベアツ(現・桂三度)とジャリズム結成、2011年に解散。同年、オモロー山下に改名し、ピン活動するも2017年に芸人を引退しライターに転身。しかし2021年に芸人に復帰し現在は芸人とライターの二足のわらじで活動している。
1968年、香川県生まれ。1992年、世界のナベアツ(現・桂三度)とジャリズム結成、2011年に解散。同年、オモロー山下に改名し、ピン活動するも2017年に芸人を引退しライターに転身。しかし2021年に芸人に復帰し現在は芸人とライターの二足のわらじで活動している。
( SmartFLASH )