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中山美穂さんのレコ大・特別功労賞受賞を残念がる声“贈呈の意義”の浸透不十分か
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2024.12.17 17:15 最終更新日:2024.12.17 17:17
12月6日に54歳で急死した歌手で女優の中山美穂さんに対し、日本レコード大賞の「特別功労賞」が贈られることがわかった。
「中山さんは、1985年にデビュー曲の『「C」』で、レコード大賞の最優秀新人賞を最年少の15歳で獲得。1986年にはヒット曲『ツイてるねノッてるね』、1988年には『You’re My Only Shinin’ Star』で金賞を獲得するなど、日本レコード大賞とは縁深いのです。
12月30日に生放送される『第66回 輝く!日本レコード大賞』(TBS系)のなかでは、中山さんの特集コーナーが組まれることになるでしょう」(音楽ライター)
残されたファンにとっては嬉しいニュースのはずだが、《もっと重賞をあげてもいいのでは?》《死後に賞しても、喜ばない》《亡くなる前になぜあげなかったのか》とX上では疑問の声が多く聞かれた。
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前出の音楽ライターはこう話す。
「こういった声が出てしまうのは残念なことですね。なぜなら、特別功労賞は音楽界に貢献を果たした“故人”に贈られるものだからです。2024年の同賞受賞者には中山さんだけでなく、俳優で歌手の西田敏行さんや、作曲家のキダ・タローさん、指揮者の小澤征爾さん、作詞も手がけた詩人の谷川俊太郎さん、そして演歌歌手の八代亜紀さんらの名前があります。もともとの趣旨に沿った授賞なのですが……」(音楽ライター)
とはいえファンとしては、生前にもっと評価してほしかったと考えるのは当然のことかもしれない。
「中山さんは近年もコンスタントに音楽活動をおこなっていましたし、訃報が伝えられた日は大阪でライブが予定されていました。さらに、1990年代のヒット曲でWANDSと共演を果たした『世界中の誰よりきっと』(1993年)や、本人も主演したドラマ『もしも願いが叶うなら』(TBS系)の主題歌『ただ泣きたくなるの』(1994年)などがレコード大賞と縁がなかったのは、たしかに残念なことでしたが……」(同前)
一部のファンの中に過剰な反応が起きてしまうほど、彼女の早逝の衝撃はまだまだ大きい――。
( SmartFLASH )