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戦隊ヒロインが4年ぶりに再会 工藤美桜×尾崎真花「 “あごクイ” されてドキドキ」
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2025.01.11 06:00 最終更新日:2025.01.11 06:00
多くの作品を世に送り出し、いま、最も注目されている作家・斜線堂有紀が放つ、ガールズラブストーリー『コールミー・バイ・ノーネーム』。「人生で出会ってよかった小説No.1」と名高い作品が、MBSドラマフィルで実写化される(2025年1月9日スタート予定、MBS24:59〜ほか)。
英知大学に通う世次愛(よつぎめぐみ)は、ゴミ捨て場に捨てられていた美しい女性、古橋琴葉(ふるはしことは)と出会う。掴みどころのない琴葉を自宅に招いたことをきっかけに愛は友人になりたいと思うが、すげなく拒否されてしまう。だが、琴葉は仮の名前で、本当の名前を当てられるまでは「恋人」でいることを提案してくる。そして、仮初めの恋人でいる間に琴葉の本当の名前を当てられたら、約束通り「友人」になるという奇妙な賭けを申し出る……というラブミステリーだ。
W主演を務めるのは工藤美桜と尾碕真花。恋愛経験のない愛を工藤が演じ、美しくミステリアスな琴葉を尾碕が演じる。『魔進戦隊キラメイジャーvsリュウソウジャー』(2021年)以来の共演という二人に、ドラマの話や2025年にやってみたいこと、挑戦してみたいことなどを聞いた。
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― 今回はW主演を務めますが、主演が決まったときの気持ちは?
尾碕 私はドラマ初主演だったので緊張しましたが、素直にすごく嬉しかったです。主役を任せていただくので、最高のパフォーマンスをしたいと思いました。
工藤 私もずっとお芝居をしてきたなかで、主演を務めるのが一つの目標でもあったので素直にすごく嬉しかったです。どうやったら現場をよくできるか、いい作品にできるかということを、今まで以上に考えました。すごい緊張と不安な気持ちありましたが、真花ちゃんがいる安心感があって。真花ちゃんとならきっと頑張れるなと思って臨みました。
― 今作品は女性同士のラブストーリー。役作りとして意識したことは?
尾碕 特別、ガールズラブだと思うことはなく、たまたま相手が女性だっただけというような感じで。純粋なラブストーリーとしてお芝居と作品に向き合いました。
工藤 私もガールズラブだからということで何かをしたわけではなく、自分が感じたことを素直に出そうと向き合いました。
― ラブストーリーということで、思わずキュンとしたセリフやドキドキしたシーンは?
工藤 琴葉にふいにあごを指でクイッと上げられるシーンがあるんですが、これがすごくドキッとして。琴葉に対してはドキドキするシーンが多くて、翻弄されっぱなしでした。
尾碕 本当に? 私はドキドキさせる側だったので、メグち(愛)だけじゃなく、見てくださる視聴者の方もドキドキしてくれるかなって。これはキュンとさせるセリフだからカメラの前では自信を持ってカッコつけて言っているけど、きちんと伝わっているのかなって何度か不安に思ったこともありました。大丈夫かなっていう意識の方が強かったですね。
工藤 キュンキュンしてたよ。
尾碕 本当に? だったら嬉しいな。視聴者にもドキドキやキュンキュンが伝わればいいなって思います。
― 愛と琴葉はお互いがなくてはならない存在になります。“これがあるから頑張れる”と思えるものはありますか?
尾碕 私は自分のために頑張ろうと思うというより、家族で飼っている犬の存在がすごく大きいので、「この子にいい生活をさせてあげるんだ、広い庭で遊ばせてあげるんだ」と思うと頑張れる(笑)。愛犬の存在が “頑張れるエンジン” になっていると思います。
工藤 私はご飯かな。白米が大好きでお弁当でも白米を先に食べて、おかずが残っちゃうんです(笑)。ご飯を食べると元気が湧いてくるし、美味しいご飯が待っていると思うと頑張れます。
― 約1カ月で撮影したそうですが、重いシーンもありますし、二人で本当の恋人同士のような時間を過ごしたのではないかと思います。撮影中に気持ちを切り替えるためにしたことやリフレッシュ方法は?
尾碕 撮影中に足つぼを刺激するシートにハマってしまって。足裏から癒やしてリラックスしていました。
工藤 意外と気持ちの切り替えをしなくちゃみたいなことはなくて。真花ちゃんが撮影中は琴葉として向き合ってくれるし、カメラが回ってないときは真花ちゃんとして向き合ってくれたから、役に引きずられるということはなかったです。なんでも真花ちゃん頼りで、甘えちゃってましたね。頼もしい、頼れる存在でした。
尾碕 そうかな。ありがとう。
― 全国的に風邪が流行っていますし、これから冬本番です。お二人が風邪対策や冬を乗り越えるためにやっていらっしゃることは?
工藤 撮影中は風邪対策を念入りにやっていましたね。手洗いとうがいをしっかりやったり、のど飴を常に舐めたり。加湿器は必ず「強」にしていました。あとは体を冷やさないことを心掛けていました。スパッツを履いたり、カイロを貼ったり、体を温めて免疫力を高めたり……気をつけてやっていました。
尾碕 手洗いとうがいはマストでやっていました。乾燥を防ぐために、部屋では加湿器を必ずかけてます。撮影現場の支度部屋でも使えるように、新しく小型の加湿器を買って持ち込んでいます。夜は口呼吸を防止するベルトみたいなものを顔に巻いて対策しています。菌も入ってこないようにして寝ています(笑)。
―今作品のキーワードとなるのが琴葉の本当の名前。“名前当てミステリー”でもあります。お二人にとって名前のへの思いや名前の好きなところは?
工藤 美しい桜と書いて美桜(みお)と読むので、「すごくきれいな名前だね」って言われます。名前負けしないように、美しい桜のようにありたいと思って。名前負けしたくない、名前に恥じぬような人になりたいという意識はあるので、名前って重要だなって思いました。特にこの作品を経て、実感しましたね。
尾碕 私は自分の名前が好きです。でも「尾碕」の「碕」という漢字も難しいですし、初対面の方で「おさきさん」と読んでくださる方があまりいなくて、「おざきさん」と呼ばれることが多いです。私は高知県出身ですが、関東の方は「やまざきさん」みたいに「ざき」と濁る方が多いんですよね。なので、私の知名度をアップさせると同時に、全国的に「おさきさん」を浸透させたいです(笑)。もちろん、「真花」で「いちか」も当て字なので読めないと思いますが、「おさき」と共に「いちか」も広めたいです(笑)。
―2025年にやってみたいこと、チャレンジしてみたいことは?
工藤 2024年は日本舞踊とピアノを習いました。両方とも昔に習っていたんですが、もう一度、挑戦できました。2025年は英語を一から学びたいです。小中高とやってきましたが、勉強がとても苦手だったので(笑)。じつは建造物やその土地ならではの景色が好きで、スウェーデンや北欧に行ってみたいんです。もしかしたら英語じゃないかもしれないけど(笑)、共通言語として習っておきたいです。
尾碕 2025年でまずやってみたいことは、野生のシャチを見に行くことです。もちろん、千葉県の鴨川シーワールドなどで飼育されているシャチのショーとかも見たいんですけどね。もともとサメが好きで、そこからなぜか私の中ではシャチブームなんです(笑)。野生のシャチが北海道にいるらしいので、2025年は野生のシャチからです!
くどうみお
1999年10月8日生まれ 東京都出身 『仮面ライダーゴースト』(2015年、テレビ朝日系)で俳優デビュー。『魔進戦隊キラメイジャー』(2020〜2021年、テレビ朝日系)のヒロイン役で注目される。『TOKYO MER~走る緊急救命室~』シリーズ(2021年など、TBS系)、ドラマ『院内警察』(2024年、フジテレビ系)『マウンテンドクター』(2024年、関西テレビ系)、映画『赤羽骨子のボディーガード』(2024年)など幅広い作品で活躍中
おさきいちか
2000年12月2日生まれ 高知県出身 2012年「全国国民的美少女コンテスト」で審査員特別賞を受賞。2016年女優デビュー。『騎士竜戦隊リュウソウジャー』(2019年、テレビ朝日系)で注目を集め、大河ドラマ『鎌倉殿の13人』(2022年、NHK)、Netflixシリーズ『恋愛バトルロワイヤル』(2024年)連続テレビ小説『虎に翼』(2024年、NHK)など話題作への出演が続く
写真・木村哲夫
( SmartFLASH )