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『ホットスポット』野呂佳代も実は宇宙人!?…バカリズムの “伏線てんこもり” 脚本で考察熱もホットに
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2025.01.19 11:00 最終更新日:2025.01.19 11:00
バカリズムがとうとう本格的に考察ブームに参戦してきたのか!? そう思わせる第1話だったドラマ『ホットスポット』(日本テレビ系)。
市川実日子主演で1月12日(日)にスタートした本作は、ちょうど2年前となる2023年1月期に放送された『ブラッシュアップライフ』(同局系)をヒットさせたバカリズムが、再び脚本を務めていることで話題となっている。
『ブラッシュアップライフ』もタイムリープを題材にしていたため考察要素があったが、『ホットスポット』はそれ以上に考察熱を煽るシーンがそこかしこに散りばめられていた。
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■舞台は「地球の日本の山梨県」なのだが…
『ホットスポット』の舞台は、地球の日本の山梨県にある田舎町。
ビジネスホテルで働くシングルマザー・遠藤清美(市川)は、ひょんなことがきっかけで同僚から自分は宇宙人だとカミングアウトされる。宇宙人は秘密にしてほしいと言っていたが、つい幼馴染みの日比野美波(平岩紙)と中村葉月(鈴木杏)にしゃべってしまい――というのが第1話のストーリー。
初回から、違和感のある伏線めいた要素がてんこ盛りだったのだが、なかでも視聴者の注目を集めたのが映画『E.T.』(1982年公開)について。
宇宙人との交流を描き世界的に大ヒットした映画だが、清美も美波も葉月も『E.T.』という作品自体を知らない素振りだったのである。3人はアラフォー設定なので、映画館では観てないにしても、何度も何度もテレビで放送され、さんざんパロディもされてきた超名作を、作品名さえ知らないのは明らかにおかしい。
■主人公たちが名作『E.T.』を知らない理由
この『E.T.』に関するシーンは、まだ明かされていない物語の根幹設定に通ずる伏線の可能性が高いだろう。
先ほど舞台について、あえて「地球の日本の山梨県」と回りくどい記述をしたが、「地球」「日本」「山梨県」は公式サイトや劇中で用いられているワードなので、実は舞台が違う惑星だったというオチではなさそう。
となると、一見2025年の現代のように見えるが、本当は100年ぐらい未来の話だとか、地球人が記憶操作されてしまっている陰謀論的な話とか、後々そういったネタバレがあるのかもしれない。
いずれにしても、世界観の根幹設定になんらかの秘密がある可能性は濃厚だ。
■野呂佳代のナイスキャラがまさか1話退場!?
違和感のあるシーンだけでなく、謎めいた登場人物が多いのも本作の特徴。
たとえば、小日向文世演じるビジネスホテルの長期滞在客や、野間口徹演じる温泉につかっていた中年男性などは、意味深長な言動をしていた。
なかでも筆者が気になったのは野呂佳代演じるビジネスホテルの清掃スタッフ。終盤でトラブルを起こしてホテルをクビになってしまったため、「まさかの1話退場!?」と思われているキャラクターだ。
しかし、公式サイトの人物相関図にしっかり載っているし、いまや名バイプレイヤーとして人気の野呂が演じているナイスキャラなので、再登場は十分ありえる。再びストーリーを盛り上げてくれるとしたら、実は彼女も宇宙人だったという登場の仕方だろうか……?
■バカリズムがコメディで考察ブームに参戦
近年は『あなたの番です』(2019年/日本テレビ系)、『真犯人フラグ』(2021年/日本テレビ系)、『最愛』(2021年/TBS系)、『VIVANT』(2023年/TBS系)など、視聴者の考察熱を煽ったヒットドラマが多い。ドラマ業界で考察ブームはいまも続いている印象だ。
ミステリー作品やサスペンス作品が多いなか、バカリズムがコメディ作品という自身の強みでその考察ブームに割って入ってきたのが、今回の『ホットスポット』なのかもしれない。
今夜放送の第2話は、小学校教師の葉月が学校でトラブルに巻き込まれ、宇宙人に助けを求めるという展開。第2話でもきっと、ゆるゆるなコメディのなかに考察ファンをくすぐるシーンがたっぷり詰め込まれているだろう。
恋愛をロジカルに分析する恋愛コラムニスト・恋愛カウンセラー。これまで『女子SPA!』『スゴ得』『IN LIFE』などで恋愛コラムを連載。現在は『文春オンライン』『現代ビジネス』『集英社オンライン』『日刊SPA!』などに寄稿中
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