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橋本環奈『おむすび』震災「1.17」「3.11」つなぐ演出好感も…あまりの “ハイスピード展開” に視聴者おいてけぼりの懸念
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2025.01.17 16:24 最終更新日:2025.01.17 16:24
1月17日、1995年の阪神・淡路大震災から30年を迎えた。この日、橋本環奈が主演を務めるNHK連続テレビ小説『おむすび』でも震災について描かれたシーンがあり、話題を呼んでいる。
『おむすび』は、橋本演じるギャルのヒロイン・米田結が、「どんな困難も明るくたくましく乗り越える」をモットーに、人々の健康を支える栄養士になっていく物語。
1月13日の放送週から、2011年3月11日に発生した東日本大震災を描いているが、17日の放送回では、物語の時間軸で阪神・淡路大震災から17年後となる、2012年1月17日の様子が放送された。
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「ヒロインは幼少期に暮らしていた神戸で被災し、福岡に引っ越して学生時代を過ごし、専門学校に通うタイミングで神戸に戻りました。
今回の放送では、冒頭に神戸と東北の被災地で黙とうを捧げ合う実際の映像を流し、ヒロインや両親が神戸の商店街の人たちと黙とうする様子が描かれたのです。
震災当時を振り返ったヒロインが、次の世代に伝えていくことを決意するという内容でした」(芸能記者)
実際の映像も挟み「1.17」と「3.11」をつなぐ演出に関して、Xでは《今日という日に観る、おむすびの内容は非常に感慨深い。黙祷する多くの人たちの姿が尊かった》《震災を経験していない世代でもうっと胸に来るものがある》など、心を打たれた人の声が見受けられる。
ただ、ここに至るまでの『おむすび』の展開に関しては、一部の視聴者から、ある指摘もあがっている。
Xでは《神戸の震災の日に合わせるために、ドラマの展開を無理やり早めた感じがする…》《妊娠からここまで何とか「30年目の今日」に間に合わせたとしか思えない》《展開が早すぎてひとつひとつの話が雑》など、「1月17日」までの展開に無理があったという声も聞かれてしまったのだ。
2024年最後の放送となった12月27日は、ヒロインがかねて交際していた恋人の四ツ木翔也(佐野勇斗)に “逆プロポーズ” して幕を閉じた。年が明けた1月6日からその続きが描かれたのだが……。
「6日から14日の約1週間で、お互いの両親への結婚あいさつ、ヒロインの妊娠発覚、出産を描いたのです。『それから〇カ月後』と時系列をナレーションで説明することが多く、登場人物の心情が少々伝わりにくかった印象です。
朝ドラは、ヒロインの結婚や子どもが生まれるまでの様子に重点を置くことも少なくないため、今回はかなりのハイスピードでした。
『おむすび』は、2025年に阪神・淡路大震災から30年を迎えるにあたって、震災を真正面から描くことを発表していたので、この日に間に合わせるよう、駆け足の展開になったのかもしれません」(前出・芸能記者)
これまで、夫が働く電器メーカーの社員食堂で栄養士として働いていたヒロインだが、17日のラストシーンでは、菅理栄養士を目指すことを宣言していた。今後、物語のメインテーマが描かれる模様だが、“ハイスピード展開” による懸念も。
「ヒロインが初めての子育てに追われながら、どのように仕事と両立していくのかも見どころの一つです。ただ、娘の名前を決めた経緯も詳しく描かないほど、出産までをスピーディに進めてきたので、“ヒロインの子育て” に感情移入できるか気になります。視聴者がおいてけぼりにならないといいのですが」(同)
橋本が母親役を演じるのは初めて。視聴者の心を “むすぶ” ストーリーになるか──。
( SmartFLASH )