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道重さゆみが芸能界電撃引退、病を抱え「モー娘。中興の祖」の異名を取った“プロフェッショナルすぎる”22年

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記事投稿日:2025.01.20 16:35 最終更新日:2025.01.20 18:10
出典元: SmartFLASH
著者: 『FLASH』編集部
道重さゆみが芸能界電撃引退、病を抱え「モー娘。中興の祖」の異名を取った“プロフェッショナルすぎる”22年

元モーニング娘。の道重さゆみ

 

道重さゆみですが、今年の夏に開催予定のコンサートツアーをもって芸能活動を終了することとなりました」

 

 1月19日、元モーニング娘。の絶対的エース・道重さゆみの芸能界引退が所属事務所公式サイトで発表された。突然の一報を、多くのファンが衝撃をもって受け止めた。

 

 それというのも、彼女がこれまで歩んできた「アイドル道」の功績ゆえだろう。道重は現在35歳ながら、その芸能生活は22年にも及ぶ。彼女は2003年1月、モー娘。に6期生として加入。同期は亀井絵里、田中れいなといった面々だった。

 

「道重さんは『モー娘。の異端児』とも呼ばれた唯一無二のキャラクターでした。『私が一番可愛い!』と強気で語るナルシストで、先輩タレントにも言い返す毒舌キャラ……。頭の上で両手をピースさせる“うさちゃんピース”で、『あざと可愛い』一面も見せました。

 

 一方、先輩の矢口真里からは『意外とナイーブ』と繊細な性格を言い当てられたことも」(スポーツ紙芸能担当記者)

 

 

 2012年5月からは8代目リーダーを務め、グループ史上初となる在籍日数4329日、在籍期間11年10か月と7日の大記録を作っている(現在は譜久村聖が更新)。そして2014年11月、惜しまれつつ同グループを卒業した。

 

「道重さんのリーダー就任時は、グループの人気は低迷期と言われてきました。そんななかで、全盛期を知る最後のメンバーとして、道重さんはナルシストキャラから脱却。絶対的なリーダーとしてグループを牽引したのです。

 

 その結果、オリコンチャート1位返り咲きを果たし、ファンからは『モー娘。中興の祖』と評価されています。

 

 有名人にも“道重ファン”は数多いんです。柳原可奈子さんや、元乃木坂46の高山一実さん、元AKB48の小嶋陽菜さん、元AKB48・NMB48の市川美織さんなども公言しています。歌手の大森靖子さんは楽曲提供までしていますね」(前出・スポーツ紙記者)

 

 卒業後はしばらく休業していたが、2017年3月からソロ活動を再開。「一生道重」と刻まれたTシャツを身にまとったファンは、一体となって応援を続けてきた。

 

 道重とファンとの絆は強く、今回の発表でも次のような感謝の言葉を述べている。

 

「本日、2025年1月19日、私がこの世界に入って22年が経ちました。芸能生活22年、私のそばにはいつも、ファンの方がいてくれました。心から、感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございます」

 

 また、引退の原因について所属事務所は「一昨年末の『強迫性障害』との診断以降、仕事内容を制限しつつ可能な範囲で活動を続けて参りましたが、本人とも相談を重ね今回の結論に至りました」と説明している。

 

 強迫性障害とは、「鍵をかけ忘れたかも」など、頭からどうしても離れない強い不安と、その不安を軽減するための行動を特徴とする疾患。WHOも「生活の質に影響する10大疾患の一つ」と位置づけている。

 

 道重は自身のInstagramで《ここ数年は、ステージから降りて、1人になると途端に、不安感や恐怖心がなかなか頭から離れてくれず、日々、不安定な気持ちでした》とつらい日々を告白。繊細な彼女は不安と戦いながら、20年以上もファンのために歌い、踊り続けたのだ。まさにプロフェッショナルの活躍だ。

 

 夏のコンサートツアーまで約半年、ファンに対して感謝の気持ちを届けたい、と気持ちを綴った道重。「伝説のアイドル」道重さゆみは、ラストスパートをかける。

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