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太田光、和田アキ子に落胆の声も…「芸能界のご意見番」に課される「中居問題」追及の試練
中居正広をめぐる女性トラブル。いま、それを報じるワイドショーや情報番組のMC、特に “ご意見番” と言われるタレントの資質が問われている。
「今回の問題を受け、保身に走って当たり障りのないコメントに終始するか、それとも忖度なく斬りこめるかどうかが、後々の評価にもつながってきます。
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たとえば、『情報7daysニュースキャスター』(TBS系)に登場した三谷幸喜さんは、1月18日放送回で、フジテレビの元アナウンサーで、同局の顧問弁護士を務める菊間千乃氏らに対し、鋭く質問を繰り出しました。これはSNSで即座に話題になりましたが、三谷さんは、まさにこの問題で株をあげた一人でしょう」(ベテラン放送作家)
しかし、ワイドショーや報道番組において、株をあげる出演者ばかりではない。爆笑問題・太田光は、一部の視聴者から「論点ずらし」との批判を浴びている。
「1月12・19日ともに『サンデージャポン』(TBS系)でこの件が扱われた際、太田さんが強調していたのは、被害者である女性の “人権” でした。
つまり、フジテレビの上層部に相談した際、その相手が人権の専門知識を持っている人たちではなかったことから『文春』に駆け込む形になってしまったというニュアンスです。
しかも、森友問題や斎藤元彦兵庫県知事への報道、はたまた旧ジャニーズの一連の性加害問題にも話を広げていました」(ワイドショー関係者)
そんな風呂敷を広げた太田に対し、Xでは《爆問太田光、またも外部通報窓口制度の欠陥に論点をすり替えようとしている》《結局は忖度して問題をすり替えるいつもの手法》など不評が寄せられる状況だ。
一方、中居とは懇意の和田アキ子にも厳しい視線が注がれている。冠番組『アッコにおまかせ!』(TBS系)での舌鋒はというと……。
「12・19日の同番組では、中居さん問題を扱うVTRが流れている最中、ワイプで和田さんの顔が抜かれていました。厳しい表情にも見えましたが、結局スタジオではなにもコメントなし。
にもかかわらず、吉沢亮さんが2024年末に自宅マンションの隣室に無断侵入し、住居侵入の疑いで警視庁から任意で事情を聴かれたことについては『同じ芸能人として、残念』『がっかりしちゃう』と私見を述べるなど、その温度差が浮き彫りになりました」(同)
Xでは《和田アキ子さんが中居のことを言わないでどうするん?ご意見番でも何でもないわ》《パリ五輪女子やり投げの北口については、余計なこと言うくせに、中居など自分の“仲間”のタレントのことはダンマリか?》と非難する声も――。
「和田さんは、かつて『紅白歌合戦』の司会を中居さんと務めたこともあり、この件に関して及び腰のようですね。
ただ、もはや芸能界の出来事というより社会問題化しているだけに、ご意見番がどこまで掘り下げるのか、視聴者によるチェックはまだまだ続きそうです」(前出・ベテラン放送作家)
テレビ局を巻き込んだ大騒動だけに、タレントの発言にも厳しい視線が注がれている。