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フジテレビ「中居正広トラブル」で清野菜名にとばっちり…月9“PRポスター”が配布中止、担当者に聞いた「予算」と「再配布予定」
タレント中居正広の女性トラブルに「フジテレビ幹部社員が関与したのではないか」と報道された問題は、いよいよ同局制作のドラマにまで影響を及ぼし始めたようだ。
ここ数日は同局番組からのスポンサー撤退が注目され、1月21日放送の『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日系)は「確認が取れただけでも44社がCMを差し止めた」と報じ、今後も増えることが予想されているという。
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一部では撤退企業は60社になるとも言われている。フジテレビに広告を出している企業は120社と推測されているので、実に半数に。フジテレビは“苦境”に立たされているといっていいだろう。
そうしたなか、ドラマ部門にも影響が出始めているようだ。20日に総務省消防庁が、放映中のドラマ『119エマージェンシーコール』とタイアップした消防職員PRポスター5500部の配布を「無期限延期にする」と発表した。同日にポスターデザイン公表を予定していたというが、直前に中止という慌ただしさがうかがえる。各紙の報道では、同庁担当者が「広報として適切なタイミングではない」と話しているという。
「同作は、消防局の通信指令センターを舞台に、一本の電話で命をつなぐ指令管制員たちの現実を描く完全オリジナルストーリーです。俳優の清野菜名さんが初めてゴールデンタイムのドラマに主演。フジテレビの月9にも初主演ということで話題になっています。
20日に放送された第2話は、ビデオリサーチの調べで、世帯平均視聴率が7.6%、個人視聴率は4.5%で、初回をわずかに上回りました」(芸能記者)
今後の展開が期待されるなかでの配布延期。中居のトラブルを受けて、同局のイメージダウンが顕著となった。
今回のPRポスターだが、果たして配布の実現はあるのだろうか。また、制作予算はどこが支払ったのか……。さまざまな疑問を消防庁の担当者に聞いた。
――ポスターはどのようなデザインでどこに配布する予定だったのでしょうか。
「全国の消防署で活躍している職員の周知が目的で制作され、全国の消防本部に配布される予定でした。ポスターには、ドラマに出演されている俳優の方々が登場しています」(消防庁担当者・以下「」同)
――再配布の予定はあるのでしょうか。
「延期ということですので、今後の再配布については検討中ですが、今の時点でははっきりしたことはお答えできません」
――フジテレビの、どういった問題がクリアになれば再配布になりますか。
「何が……という具体的な事柄はありません」
――ポスターの製作費は消防庁が負担されたのでしょうか。
「いえ、フジテレビさんが制作したポスターを、わたくしどもが全国に配布するので、ポスター製作費はフジテレビさんのご負担です」
広告減にあえぐフジテレビ。さらに、PRの手も塞がれてしまった形だ。事態の沈静化には、フジテレビの真摯な調査報告が求められる。