フジテレビ、JRAもCM差し止めで「日曜の中継どうなる？」全国の競馬ファン憂鬱

 

　1月21日、JRA（日本中央競馬会）がフジテレビでのCM放映を差し止めていることが明らかになった。日曜午後3時からのレース中継『みんなのKEIBA』など5番組が対象になるという。

 

　中居正広の女性トラブルにフジテレビ社員が関与していたとする報道の影響で（局側は否定）、トヨタ自動車をはじめ、これまで60社以上が同局でのCM差し止めの措置を取っており、JRAもそれに追随する形となった。

 

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　今回の一連の騒動をめぐり、Xでは

 

《フジテレビ終わらないで下さい！！毎週日曜15時から競馬見れなくなります。どうかフジテレビ滅ぼすのはお辞め下さい。1週間の楽しみがなくなります》

 

《フジテレビ別になくなってもいいやと思ってたけど日曜15時からの競馬中継もなくなるかと思うとちょっと困る》

 

　など、競馬ファンから心配の声が多数挙がっている。

 

「CMは差し止めになりますが、レース中継などの番組は継続される予定です。JRAにとっても、フジテレビのレース中継がなくなるのは都合が悪いですから。

 

　NHKでもレース中継はおこないますが、日本ダービーや有馬記念など主要G㈵に限られます。グリーンチャンネルというCSなどで放送されている専門チャンネルもありますが、有料で利用者は限られています。またJRAのアプリを入れれば無料でスマホでレース中継は観られますが、やはり地上波で観るのが一般的です」（競馬関係者）

 

　他局で放送する可能性は？

 

「その可能性は低いと思います。土曜日に中継しているテレビ東京は、地上波のネット局が少ない。ほかの民放局となると、実況アナウンサーをはじめ中継のノウハウがないので、そう簡単な話ではないのです。

 

　フジテレビでは開局直後の1959年から65年以上にわたり中央競馬のレース中継を続けています。現在のように競馬が市民権を得る以前からのつながりがあり、単なるスポンサーとテレビ局という関係性ではありません。今回は社会的な反応を見ての措置ですが、あくまでCM放映に限っての話で、よほどのことがない限りレース中継は存続すると思われます」（同前）

 

　中居といえば、2005年と2006年にはJRAのイメージキャラクターとしてCMに出演していたことも。かつてのスポンサーに“後足で砂をかける”ことになってしまったようだ。