波瑠＆清野菜名、フジテレビ問題で「主演ドラマ」に“ケチがつく”悲哀状況…月9では「全面協力の公的機関」の対応が注目視

 

　元「SMAP」の中居正広が起こした女性トラブルに、フジテレビ社員の関与が取りざたされ、同社のCMスポンサー撤退が相次いでいる。

 

　当然、1月期のフジテレビ系の連続ドラマにも影響は出ており、主演を務める2人の女優には同情の声がーー。

 

　トラブルはまず、2024年12月の「NEWSポストセブン」と「文春オンライン」で報じられ、1月17日にフジテレビの港浩一社長が同社の関与などについて、緊急で記者会見を開いた。

 

　港社長は、中居のトラブルを2023年6月時点で認識していたことを明かしたが、この会見以降にフジテレビのスポンサーが撤退の動きを見せる。

 

「日本生命保険や花王、NTT東日本などの大手企業がフジテレビへのCM出稿を差し止める事態になり、1月22日午前の時点で、70社以上が差し止めしています。

 

　そのため、フジテレビ系のバラエティ番組や朝の情報番組番組などで、放送中に表示される提供クレジットが激減したり、地震などの有事や企業がCMを自粛した際によく流れる『ACジャパン』のCMが放映されるなど、異様な事態になっています」（スポーツ紙記者）

 

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　奇しくも、1月は新ドラマが放送開始を迎える時期。13日からは清野菜名が主演する月曜9時のドラマ『119 エマージェンシーコール』、21日から波瑠が主演する火曜9時のドラマ『アイシー〜瞬間記憶捜査・柊班〜』が放送されている。

 

　Xでは《清野菜名憧れの月9だったのに可哀そう》《アイシー面白いのに残念なのはフジテレビって事…　波瑠さんもついて無いね》《間違いなく視聴率とかに影響出てそうじゃん…清野菜名とか好きなのに…》と、トラブルによって、2人の主演ドラマへケチがつきかねない事態に、同情する声が続出していた。

 

　特に波瑠にとって、今回の主演作は思い入れがあったようだ。

 

「波瑠さんは2024年12月31日で、19年間所属した事務所『ホリ・エージェンシー』を退所しました。今作は退所後、初めての連ドラだったのです。年明けから宣伝も兼ねたバラエティ番組に多数出演するなど、いつにも増して作品の宣伝に気合いが入っていた印象です。

 

　ドラマの放送当日の21日には、朝の情報番組『めざまし8』と『ノンストップ！』、そして、お昼のバラエティ番組『ぽかぽか』を“ハシゴ出演”し、場を盛り上げていました。そんな波瑠さんの姿を見て、フジテレビの騒動に巻き込まれる形になったことに複雑な心境を抱く視聴者もいたのでしょう」（芸能記者）

 

　アクションもこなせる清野は多くのドラマや映画に起用されているが、「月9」は初主演。かねてから「月9主演」は目標のひとつだったと言われている。

 

「ドラマの公式サイトで、清野さんは過去に月9のオーディションを受けたものの、なかなか結果が出なかったことを明かしています。2024年で30歳になり、女優としてのキャリアを考える時期です。待望の月9主演を機に、今後の女優業に生かそうと意気込んでいたと思われます」（前出・芸能記者）

 

『119 エマージェンシーコール』は、消防局の通信指令センターを舞台に、1本の電話で命をつなぐ現場に立つ指令管制員の活躍を描いており、公式ホームページで「横浜市消防局の全面協力」を謳っている。

 

　ただ、Xでは《全面協力ドラマをフジテレビでやっている横浜市消防局、間が悪いというかなんというか…》《横浜市消防局も多分これ協力しなくなる気がする》《抗議電話されてなければいいけど…》と、公的機関である横浜市消防局が協力を打ち切る可能性を指摘する声が聞かれていた。

 

　前出の芸能記者は、今後のドラマの撮影現場に対する不安を口にする。

 

「1月20日に消防庁が『119 エマージェンシーコール』とタイアップした約5500枚のPRポスターの配布を延期すると発表しました。今回、横浜市消防局の協力のもと、大型のマルチディスプレイやシステム監視制御装置などドラマに欠かせないセットを使っているので、ロケ先への影響が心配されたのでしょう。

 

　すでに、フジテレビのドラマのロケ先でキャンセルが出ているという話も聞こえてきます。この先、ドラマに出演するタレントの仕事に支障をきたさないといいのですが……。

 

　さらに、消防庁は放送事業を所管している総務省の外局。村上誠一郎総務大臣が21日の記者会見で、フジテレビへの早期調査と対応を求める意見を述べました。それだけに『119 エマージェンシーコール』と消防庁のタイアップに影響が出る可能性もあります」

 

　まさか、放送局自体が“エマージェンシー”なことになるとはーー。