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中居正広の引退発表で求められる冷静な議論 ネット上でファンが再び女性に向けて“暴走投稿”
《私、中居正広は本日をもって芸能活動を引退いたします。なお、会社であります【(株)のんびりなかい】につきましては、残りの様々な手続き、業務が終わり次第、廃業することと致します》
1月23日、“電撃引退”を発表したのは中居正広だ。自身のファンクラブで芸能界から退くことを発表した。
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「ことの発端は12月20日、『NEWSポストセブン』が、3人で会食予定だったところ、急遽、中居と女性が2人きりになり、深刻な問題が発生したと報じたことです。巨額の和解金を中居が支払うことで解決したことを、中居の代理人弁護士が認めた、という内容でした。
その“深刻な問題” の内容を報じたのが『文春オンライン』です。12月25日の記事では、中居と親交が深く、会食をセッティングしたとされる編成幹部に直撃取材したところ、『わからない』『間違っている』と否定。フジテレビは50社を超えるスポンサーが続々と撤退して、現在のCMはほとんどACに変更されるなど窮地に立たされています」(芸能記者)
騒動の中心である中居はラジオを含めたレギュラー番組6本を降板。2016年のSMAP解散後は、大物MCとしてバラエティ畑を歩んできた彼だがテレビ局から見放されたというわけだ。中居の引退が現実となった今、X上では一部の中居ファンによる“暴走”が目立つようになっている。
「松本人志さんの性加害報道が取り沙汰された時にも、被害女性を特定しようとしたりするなどの問題が起きました。今回も、中居さんが引退したのは“被害女性のせいだ”と考えるファンが、“ひとりで飲み会に行くのも悪い”“示談までしたのに”といった趣旨の、攻撃的な投稿をおこなっています。
中居さんの場合、本人がトラブルを認めており示談済みです。中居さんの引退を機に女性を責めるのは明らかにお門違いであり、中居さん本人が望んでいるものではないでしょう。
もちろん、一連のトラブルは守秘義務が課せられていることもあり、具体的な内容は当事者から語られていません。その点でファンがもやもやしてしまうのは仕方のないことでしょう。ただ、今求められているのはあくまで冷静な議論。とくにフジテレビ社内には“女子アナ上納システム”があったのではないか、という疑惑がささやかれている現状では、タレントが“加害者”にならず、被害を受ける人がいなくなるために、検証が必要なフェーズです。
この先もファンが過激な暴走を続けるようであれば、中居さんの口からこうした行動を諫めるような声明を出したほうがいいかもしれません」(芸能ジャーナリスト)
被害女性への影響が心配だ。