エンタメ・アイドル
中山美穂さん“最後のテレビ出演”が「渦中のフジ」も反響続出…「月9」歴代最多主演の関係性だけに聞こえたガッカリ
1月23日、元「SMAP」の香取慎吾が主演を務めるフジテレビ系のドラマ『日本一の最低男 ※私の家族はニセモノだった』(以下、『日本一の最低男』)の第3話が放送された。
2024年12月6日に急逝した中山美穂さんの“最後の出演”となり、注目を集めている。
香取演じるテレビ局社員の主人公が不祥事を起こして退社し、世間を見返そうと政治家を目指す同作だが、中山さんは第1話と第3話に出演していた。
「志尊淳さん演じる主人公の義理の弟が保育士として働く保育園の園長役でした。中山さんは第3話の序盤に登場し、メガネをかけてエプロン姿で部下である志尊さんを指導するシーンが数分間流れました。
1月9日放送の第1話でも、彼女の出演はごくわずかでしたが、本来であれば、この先、物語に大きくかかわる場面があったのかもしれません。今後は、中山さんの実妹である中山忍さんがお姉さんの演じる役の設定を引き継ぐと発表されています」(芸能記者)
【関連記事:中山美穂さん、エプロン姿にメガネ “遺作ドラマ” で見せた姿に大反響…『ミタゾノ』では出演シーン増に期待】
中山さんは1月14日に放送された「TOKIO」の松岡昌宏が主演を務めるドラマ『家政夫のミタゾノ』(テレビ朝日系)第7シリーズの第1話にもゲスト出演したが、『日本一の最低男』が生前に撮影された最後の出演作となった。
くしくも、1月23日が中山さんの四十九日だったこともあり、Xでは《まだ最新の中山美穂さんが、テレビドラマで観られるのって 信じられない気持ち》《しっかりと目に心に焼き付けました》《いまだに少し信じられないし、どこかにいるような気がする》と想いを馳せる人の声が続出した。
フジテレビは現在、中居正広のトラブルへの幹部社員の関与が取り沙汰され、その対応から大きな批判を浴びている。しかし、『日本一の最低男』自体にはポジティブな声が多い印象だ。
もともと中山さんとフジテレビのかかわりは深かった。前出の芸能記者が、中山さんの出演作を振り返る。
「1985年に女優デビューした中山さんは、1990年の『すてきな片想い』や1995年の『For You』など、1990年代から2000年代にかけてフジテレビ系の連続ドラマで多数主演を務めました。特に同社の看板といえる『月9ドラマ』では、歴代最多主演を記録しています。中山さんもフジテレビには思い入れが深かったと思われます」
2024年の中山さんは、1985年の歌手デビューから40周年を控えていたこともあり、精力的に活動していた。亡くなる約2カ月前となる2024年9月26日には、ナインティナインの矢部浩之とマツコ・デラックスのバラエティ番組『アウト×デラックス 2024 世界中の誰よりアウト集結SP』(フジテレビ系)に出演。同番組では、飾らない姿を見せていたようで……。
「中山さんが、お笑いトリオ『インスタントジョンソン』のじゃいさんとバーで彼女の代表曲『世界中の誰よりもきっと』を熱唱する映像が流れたり、スタジオで『最近、老眼がひどい』と打ち明け、番組を盛り上げていました。
ここ数年、バラエティ番組に出演する機会が減っていましたが、この番組ではアイドルとして名を馳せた中山さんが吹っ切れた姿を見せていたのが印象的だったんです。フジテレビと30年以上のつき合いがあったからこそ、この番組でも肩肘張らず、振る舞えたのかもしれません」(前出・芸能記者)
それだけに《今は、フジテレビを見たくないなぁって思うけど、今日の 日本一の最低男 は別》《フジテレビは嫌いだけど、中山美穂さんを見られるのはこのドラマだけ…》といった声がXで聞かれてしまったのは、残念なことだ。