1月27日にフジテレビが記者会見をおこない、港浩一社長と嘉納修治会長の辞任、ならびにフジ・メディア・ホールディングス(フジ・メディアHD)の清水賢治専務取締役の新社長就任を発表した。
「フジテレビは、23日に芸能界引退を発表した中居正広さんの女性トラブルとの関与が取り沙汰されています。17日に会見を開くも、会場の狭さなどを理由に映像中継なしや、参加者制限をおこない、大きな批判を集めました。
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そこで、27日は“オープンな形”での会見を開いたのですが、400名以上の出席者からの質問が長引き、10時間以上の非常に長い会見となりました」(スポーツ紙記者)
会見で際立ったのは各出席者の“キャラクター”だったと前出のスポーツ紙記者が続ける。
「フジ・メディアHDの金光修社長、港社長のピリッとした雰囲気や、フジテレビの遠藤龍之介副会長の回答に苦慮する印象に比べて、清水新社長は落ち着いた喋りだったように思えました」
清水新社長は、1983年にフジテレビ入社。長らく“アニメ畑”を歩んできた。その実績をアニメライターが語る。
「清水さんはバラエティ色が強いフジテレビのなかにあって、バラエティはやらず、アニメとドラマで名を挙げたテレビマンです。プロデュースした作品には『ちびまる子ちゃん』『Dr.スランプ アラレちゃん』『ドラゴンボール』シリーズ、『キテレツ大百科』などの人気作揃い。1980年代から1990年代のフジテレビ黄金期をアニメを通じて、作り上げた立役者ですね」
そのためか、清水新社長の就任について、Xでは《清水賢治って昔ドラゴンボールとかのスタッフクレジットでよく見た名前の人か》《オタクなので清水賢治氏はアニメのクレジットでも何度も見た覚えあり》《ちょっと昔のフジアニメのクレジットに必ずと言っていいほどお名前があった清水さん》といった声が多く聞かれている。
もう一度、フジテレビを“楽しいテレビ”の会社にできるか――。