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フジテレビ会見に「帝国データバンク」登場にネット騒然…同社の担当記者が語る “納得” の理由とは【中居問題余波】

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記事投稿日:2025.01.29 17:35 最終更新日:2025.01.29 17:39
出典元: SmartFLASH
著者: 『FLASH』編集部
フジテレビ会見に「帝国データバンク」登場にネット騒然…同社の担当記者が語る “納得” の理由とは【中居問題余波】

1月27日に開かれたフジテレビの会見(写真・梅基展央)

 

 1月27日、中居正広のトラブルに端を発するフジテレビの “リベンジ会見” は、10時間を超える異例の事態となった。フリーランスを含めた191媒体、437名が駆けつけると、深夜2時まで続くロングランとなった。

 

「1月17日におこなわれた会見では、テレビ局や新聞社だけに参加が限定されており、雑誌媒体やフリーの参加は認められませんでした。映像での中継はなく、写真撮影のみ許可された “クローズド会見” に批判が殺到しました。

 

 1月23日には社員向けに『社内説明会』が開かれ、500名以上の社員が参加。4時間半にも及ぶ説明のなかで、港浩一社長は1度めの会見について『終わって、失敗したと思いました。マスメディアのくせになぜカメラも入れないでやるんだと。言われてみればそのとおりです』と失敗を認めています」(芸能記者)

 

 

 その結果、トヨタや日本生命など、大手企業を含む約75社のスポンサー離れが進み、同局は窮地に立たされた。そこで信頼回復をはかるべく、1月27日の会見が開かれた。

 

「フジテレビ本社の22階でおこなわれました。希望を出したメディアは媒体を問わずフリーランスでも参加できたようです。400〜500席用意された椅子はほぼ埋め尽くされ、定刻どおり16時から幕を開けました」(参加した記者)

 

 出席したのは、フジ・メディア・ホールディングスの嘉納修治会長、金光修社長、そしてフジテレビジョンの港社長、遠藤龍之介副会長の4名。冒頭、被害女性に謝罪したうえで、嘉納氏と港氏の辞任を明かした。

 

「同局は、被害女性と中居さんにそれぞれどのように対応したのかを説明したうえで、問題となった局員A氏の関与について改めて否定するなど、30分ほど説明がおこなわれました。その後、新たに就任した新社長の清水賢治専務も登壇し、質疑応答へと移りました」(同)

 

 質疑応答の開始直後から怒号が飛び交う荒れた展開もみられたなか、注目を浴びたのが、1時間ほど経過したときだ。手をあげたのが企業信用調査の国内最大手である「帝国データバンク」だった。

 

 企業の倒産情報を発信することで知られている同社の登場に、SNSでは「フジテレビの経営が傾いているのでは?」という意見が相次いだ。

 

 本誌が同社の担当記者に参加の経緯を聞くと、会見同様、落ち着いた様子で丁寧に答えた。

 

ーー参加の意図を教えてください。

 

「今回はオープンな会見でしたが、質問内容が経営陣の責任追及や中居氏と当該女性の事実面、A氏との関わりなどに集中すると予想していました。

 

 弊社としては、実際に広告を出している企業や取引先企業、制作会社、従業員などのなかには、フジテレビのいまの状況や今後の見通しといった、数値面のデータを知りたい方もいらっしゃるかと考えました。

 

 そこで、いま差し止められているCM分の広告収入がどれだけ業績に影響するかを確認するために直接伺い、質問させていただきました」

 

ーーフジテレビ側の回答は納得できましたか。

 

「こちらもフジテレビにとって重要な会見だと把握しており、75社ほどが広告から撤退していると報道もされていましたので、テレビCMに関するデータはある程度用意されていると考え、質問させていただいたのですが、『精査中』ということでした。概算でもいいので回答していただきたかったという思いはあります」

 

ーー帝国データバンクが参加したことで、フジテレビの経営面を心配する声が多くあがっています。

 

「弊社の名前を聞くと、倒産情報のイメージが強い方もいるかもしれませんが、弊社は企業の信用調査会社ですので、今回は経営状況や今後の動向などを確認したくて出席しました。

 

 フジテレビは、これから広告収入が厳しくなる可能性が考えられますが、グループとしてあらゆる資産をお持ちですので、現状で “倒産する” と考えて弊社が取材をおこなったというわけではありません」

 

 つまり、帝国データバンクとしては、あくまでフジテレビが被った損害について “数字” による説明を求めていたというわけだ。

 

「一部のフリー記者が怒号をあげたり、野次を飛ばすなど、現場は大混乱でした。『女性蔑視』や『人権問題』といった抽象的な問題も扱うことになるため、一部の記者から感情的な質問が出ていたことも事実です。そんななか、帝国データバンクがあくまで冷静に数字について質問する様子に、称賛の声もあがっているようです。

 

 調査会社として “読者” が求めているものは何か、しっかりと考え、準備したうえでの質問だったということですね」(前出・芸能記者)

 

 フジテレビには、“精査した後の数字” も説明してほしいものだが……。

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