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フジテレビ幹部 “総とっかえ” の陰で始まった放送業界 “突然の自浄”…朝日放送では「不適切な交際費」116万円で取締役が辞任

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記事投稿日:2025.01.29 19:23 最終更新日:2025.01.29 19:23
出典元: SmartFLASH
著者: 『FLASH』編集部
フジテレビ幹部 “総とっかえ” の陰で始まった放送業界 “突然の自浄”…朝日放送では「不適切な交際費」116万円で取締役が辞任

紛糾したフジテレビ「やり直し会見」(写真・梅基展央)

 

 2024年12月末に女性トラブルが報じられ、1月23日に芸能界引退を発表した中居正広。事態は中居だけの話にとどまらず、フジテレビ、ひいては放送業界の “自浄” を招く展開になっている。

 

「当初、中居さんと女性の間におきたトラブルとして報じられましたが、その後、フジテレビの女性アナが、社員の誘いで中居や男性タレントとのいかがわしい会食に『献上された』との証言も飛び出し、ことは “女子アナ接待” 疑惑に発展しました。

 

 渦中のフジテレビは、1月27日に “やり直し会見” を実施。中居さんと女性の間におきたトラブルに対し、対応が不十分だったとして、港浩一社長は『人権への認識が不足していた』『放送業界の信用失墜にもつながりかねない事態を招いた』と謝罪。港社長・嘉納修治会長の辞任も発表されました。

 

 

 28日付けでフジ・メディアHD専務の清水賢治氏が社長に就任したほか、遠藤龍之介副会長は、第三者委員会の報告を区切りとして、『すべての常勤役員が速やかな形で責任を取る』と説明しています」(芸能記者)

 

 28日には、遠藤副会長の辞任意向も報じられ、フジテレビは幹部 “総とっかえ” となる見通しだ。

 

 騒動の拡大で、今回の件がはたしてフジテレビだけの問題なのか疑問に思う向きも多く、テレビ業界全体が問題視され始めた。民放各局も、過去に取引先や番組関係者との間で不適切な行為がなかったか、社内調査を開始している。

 

 そんななか、28日、交際費を不適切に使用したとして、朝日放送テレビ・清水厚志取締役が31日付けで辞任することが発表された。

 

「清水取締役は、社内やグループ内のメンバーで会食したにもかかわらず、社外関係者が会食に出席したと偽り、2024年度で39件、交際費約116万円を不正に申請したと報じられています。

 

 同局は、『取締役としてあるまじき行為』『社内体制を再点検し、不正防止に努める』とコメントしています」(同)

 

 27日には、生島ヒロシがTBSのラジオ番組『生島ヒロシのおはよう定食』『生島ヒロシのおはよう一直線』を電撃降板し、話題を呼んだ。

 

 TBSは「コンプライアンス違反があったことを確認」とコメントし、生島本人も《友人から送られた不適切な写真をラジオスタッフに送ってしまい、女性スタッフから大変不愉快とのご指摘を受けました。さらには、朝の90分の生放送中、思わずスタッフに対して当たりがきつくになってしまったことがありました》と経緯をつづり、ハラスメントに対する意識・認識が甘かったと謝罪している。

 

「それぞれの話が中居さん騒動の余波とは言い切れませんが、テレビ・ラジオ業界をめぐり、続々と “自浄” の動きが出ているのは間違いありません」(同)

 

 時代は変わる。こうした動きに、戦々恐々としている人間も少なくないのかもしれない。

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