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【中居正広問題】フジ「紛糾会見」で再脚光浴びる井ノ原快彦の“名対応”不規則発言を「落ち着きましょう」で収めたさすがの“MC力”
元「SMAP」の中居正広による「女性トラブル」をめぐり、1月27日、フジテレビが港浩一前社長らによる異例の“やり直し”会見を開いたが、フルオープンでの会見としたため、会場には191媒体、437名が駆けつけ、10時間を超える長丁場となった。
参加した記者はこう話す。
「質問は『1人2問』というルールがあったのですが、ほかの記者の質問中にもかぶせて話す方が複数人、出てくる状態になりました。フジテレビ側の回答中にも話すので、誰が何を話しているのか不明になる場面も、何回もありましたね。ほかにも、質問することなく、10分ほど持論を述べるなどして、司会者に注意される方もいました。
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大多数の記者はルールを守っていたにもかかわらず、一部のルール破りな行動に『頼むから黙ってほしい。これ以上、邪魔をするなら退場してくれ』との声が漏れ聞こえてくるなど、怒っている人も多く見られました」
別の記者もこう話す。
「複数の記者から同じような質問が繰り返されたり、声を荒らげて高圧的に経営陣に迫る者、長尺で要領を得ない質問をする者などもいたりして、登壇者の港氏ら4人も、明らかに疲弊している様子が見て取れました。司会者もうまく交通整理ができていない感じがしましたし、一部記者のレベルの低さが露呈した会見となりました」
この記者会見については、フジテレビのみならず、参加メディアにも批判的な意見があがる事態に。また、芸能記者はこう指摘する。
「今回のフジテレビの収拾がつかない会見を見て、旧ジャニーズ事務所が2023年10月に開いた新体制発表の記者会見を思い出した人もいたようです。故・ジャニー喜多川氏の性加害問題で揺れていたあの会見でも、やや紛糾した場面があったのですが、それを穏やかな言葉と姿勢で収めた元『V6』の井ノ原快彦(よしひこ)さんの対応が、再び脚光を浴びています」
Xでも《日本で一番会見が上手な人間は井ノ原快彦であることが証明されちゃった》《「望月さん、あとでまたお話しましょう」みたいにイソコを宥めていたのは、今から考えるとすごい妙手だったよ》《すさまじいポテンシャルの持ち主であることにこの2年で何度も驚かされています》といった声が多く聞かれている。
2023年10月2日、ジャニーズ事務所代表取締役社長だった東山紀之、ジャニーズアイランド代表取締役社長の井ノ原快彦(いずれも肩書は当時)ら4人が、新体制発表記者会見に臨んだ。
開始1時間を過ぎたころに、ジャニーズ事務所を深く知る役員の会見出席などを求める記者らが、指名されていないにもかかわらず、不規則発言を始めたのだ。
「東京新聞の“名物記者”である望月衣塑子さんら、複数の記者らが騒ぎだした際、井ノ原さんがすかさず『ちょっと落ち着いていきましょう、みなさん。じっくり行きましょう』となだめるように話し、騒ぎは徐々に収束しました。
このときは1社1問という条件でしたが、その後も再び不規則な発言で記者らが騒ぎ始め、司会者の注意も聞かない状態となりました。そこで、またも井ノ原さんが『ごめんなさい。みなさん、落ち着いてください。ひとり、1社1問という話があった以上、ちょっと冷静に、冷静に話し合いしていきましょうね、ありがとうございます』とやんわりと呼びかけ、その場を収めていました。
たしかに、フジテレビの会見では記者側の質問も目立っていましたが、そういった場面で指摘して、収めるような司会者の行動は、ほとんど見受けられませんでした。長らく『あさイチ』(NHK)のMCを務めてきた井ノ原さんの“実力”があったからこそ、対応できたのかもしれませんが……」(前出・芸能記者)
会見では、お互いに冷静さが大事だということが証明されてしまったようだ。