『おむすび』橋本環奈の“失踪状態”に「朝ドラ一本集中」の要望…2週にわたって“ヒロイン不在”の異常事態

 

　橋本環奈がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説『おむすび』の放送開始から4カ月が経った。ただ現在、視聴者からはヒロインの不在期間の長さに困惑する声が上がっている。

 

『おむすび』は、橋本が演じるギャルのヒロイン・米田結が「どんな困難も明るくたくましく乗り越える」をモットーに栄養士になる夢をかなえ、人々の健康を支えるために活躍する物語。ヒロインは幼少期に阪神大震災で被災後、福岡に引っ越して学生時代を過ごす。その後、専門学校に入るタイミングで再び神戸に戻る。そして、かねてから交際していた四ツ木翔也（佐野勇斗）と結婚し、娘が生まれたのを機に管理栄養士を目指す……これが、ここまでの大まかなストーリーだ。ただ、1月20日の週から物語に“異変”が起きた。

 

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「国家資格である管理栄養士の勉強に集中することを理由に、ヒロインがメインのストーリーから外れてしまったのです。現在は、ヒロインの姉役の仲里依紗さんを中心に、ギャル仲間の仕事や神戸の商店街をめぐる話が展開されています。一方で、橋本さんは“姉の回想”などの形で一瞬映る程度。2週連続で、ヒロインがいない朝ドラは異例ですよ」（芸能記者）

 

　脇を固める登場人物のスピンオフ的な内容が描かれるなか、ストーリーに変化が見受けられるという。

 

「ヒロインが就職活動を機にギャルメイクをやめ、物語の根幹ともいえるギャルを“卒業”する描写があり、その後は仕事や子育てがメインになると思われました。しかし、元伝説のギャルという設定の姉がストーリーの中心に躍り出てきて、再びギャルに関する描写が増えているのです。

 

　1月29日の放送回では、松井玲奈さん演じるギャル仲間の店を盛り上げるため、ヒロインの母親役の麻生久美子さんがギャルメイクをするシーンもありましたからね。“ギャル展開”に逆戻りせざるを得ないほど、ヒロインの不在が響いているのでしょうか……」（前出・芸能記者）

 

　ヒロインの“失踪”状態が続くなか、Xでは《橋本環奈どこいったん笑笑　他の仕事あるならなんで朝ドラ引き受けたんやろ》《どちらのスケジュールが先だったの？オーディション女優だったらありえないよね》《ヒロインのスケジュールなんて全部朝ドラに抑えておくもんだと思ってたけど、違うのかな、、》と、橋本の出演激減と多方面での活躍ぶりを絡める意見が多く見られている。

 

「2024年4月に福岡県でクランクインしましたが、橋本さんは3月から6月にかけて、主演舞台『千と千尋の神隠し』の公演がありました。5月にはロンドンで約1カ月の公演があり、撮影を抜けることに。また、2024年12月30日に放送されたドキュメンタリー番組『プロフェッショナル 仕事の流儀』（NHK）でも、1カ月ほど映画の撮影で『おむすび』の現場から離れる様子が映っていました。現在のヒロイン不在は、こうした橋本さんの多忙ぶりが影響していると思われます」（テレビ局関係者）

 

　ほかの仕事と並行する形で、朝ドラの撮影に臨む橋本。ただ、放映前から心待ちにしていた視聴者も多かっただけに、“朝ドラ一本”で仕事をしてほしかったという指摘を受けてしまったようだ。

 

「現在放送されているストーリーの中心である神戸の商店街は、ヒロインにとって思い入れの深い場所のはずです。そうしたシーンで、橋本さんが物語にほとんど関わらないことに違和感を覚える人がいるのも無理ないでしょう。

 

　2025年後期の朝ドラ『あんぱん』は、今田美桜さんがヒロインを務めます。今田さんも近年、多くのドラマや映画に出演する売れっコ女優なので、彼女が朝ドラに集中できるかも注目されそうです」（前出・芸能記者）

 

『おむすび』は終盤に差しかかるが、橋本は座長として“プロフェッショナル”な姿を見せられるか――。