【中居正広ショック】フジテレビがスタッフに「ギャラUP」で慰留嘆願も…待ち受ける他局との「人材争奪戦」

 

　1月27日に10時間半のロング記者会見をおこなったフジテレビ。中居正広の性加害問題とフジテレビの対応について釈明し、嘉納修治会長と港浩一社長の辞任を表明した。

 

　多くの企業のCMの放送見合わせが続いているなか、7月30日には政府も広告の出稿を見合わせると表明した。第三者委員会の調査結果が出るのは3月末の予定だが、番組の制作現場では「フジテレビにいても仕方ない」といった声も漏れ聞こえてくる。あるテレビ局関係者は、こう話す。

 

「現場では、4月以降、番組がどうなるのか見通せなくなっていて、不安視する声が広まっています。特に外部の制作会社やスタッフは、番組が終了したり中止したりした場合は死活問題なので、調査結果が出る3月末までなんてとても待っていられないと思っています」

 

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　こうした影響は、他の民放各局にも波及しているという。

 

「他局の制作会社などは、フジテレビで働いていた外部スタッフがどうするのか、虎視眈々と見ている状況です。それでなくても、各局どこも制作現場は人手が足りていない。

 

　そのため、ドラマでもバラエティでも報道でも、フジテレビで働いていた優秀なスタッフを引き抜こうとしていて、早くも争奪戦が起こりそうです」

 

　一方のフジテレビは、こうした事態にどう対処しようとしているのか。別のテレビ局関係者はこう話す。

 

「フジテレビも、外部スタッフらが次々に離れようとしていることを、相当危惧しています。同局では、外部スタッフを引き留めるために、ギャラのアップに加え、迷惑料も加算して払うと言っていますよ。要するに『お金はこれまでより多く払うから、うちに残ってくれ』ということです。

 

　ただ、それでスタッフの引き留めができるかといえば疑問でしょう。先が見通せないなか、人材を確保し続けるのは難しいと思います」

 

　フジテレビの再生には、まだ時間がかかりそうだ。