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大阪万博「仮装大賞」開催決定に唖然の声…「徹子の部屋」収録につづくテレビ頼みで「チケット不人気」起死回生となるか
4月13日の開幕まで2カ月あまりとなった大阪・関西万博だが、この期に及んでも盛り上がりに欠けている。
「前売りチケットの販売は目標の1400万枚に対し、実績は約760万枚と低迷したままです。万博自体の人気が盛り上がっていないことに加え、チケット購入の手続きが複雑なのも、販売が伸び悩む理由の一つと言われています。
2月5日、吉村洋文大阪府知事は、首相官邸で石破茂首相と面会して改善策を要望しました。石破首相は、当日券の導入や、入場券を販売するウェブサイトを改善する考えを明らかにしましたが、こうした “付け焼き刃” の対策で販売が上向くとは思えません」(社会部記者)
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そんななか、6日には人気番組『全日本仮装大賞』(日本テレビ系)のグランドチャンピオン大会が大阪万博で開催されることが発表された。
1979年にスタートした『仮装大賞』は、視聴者が思い思いの仮装した姿を競い合う番組で、1月13日に放送された第100回大会は視聴率10.3%を記録している。過去46年間で放送された4171作品のなかから選ばれた作品が、5月6日に万博EXPOホールで復活するという。
はたして、人気低迷に悩む大阪万博の起死回生策となるのか。だが、そんな期待とは裏腹に、Xでは唖然とする声が多い。
《万博のテーマ、サブテーマ、コンセプト、どれ見ても仮装大賞は当てはまらん気がするよ》
《万博って国家事業だよね? 日本を代表するプロが企画に携わってるはずよね? なんでこんな使い古された企画を万博でやるの?》
《最先端を見せるのが万博なのに、アイディアは良かったり楽しくそれ自体に罪はないだろうが、あんな素朴な素人芸を万博でやらせるとか…国力低下の象徴かつTPO判断力もなくて、ほんと無理》
評判が散々なのは『仮装大賞』ばかりではない。同じEXPOホールでは、人気トーク番組『徹子の部屋』(テレビ朝日系)の公開収録が4月24日に開催されると発表されている。ゲストに桂文珍、コシノヒロコ、コシノジュンコ、コシノミチコの3姉妹を招いておこなわれるが、こちらにも疑問の声が……。
《徹子の部屋と万博に何の関係があるのか 人寄せパンダの徹子さん?》
ほかにも、TBSが人気番組『SASUKE』と9月に東京で開催される『世界陸上』を体感できるという「TBSキッズアトラクション」コーナーを会場に設置することが公表されている。これについても、“テレビ頼り” の現状に違和感を覚える声があがっている。
「万博を主催する日本国際博覧会協会は、大阪湾に面したエリアにサウナ、大相撲の夏巡業、Adoのスペシャルライブなど、参加者を増やそうとイベントを策定してきましたが、どれも決定的な増員につながっているとは言えません。
食の目玉は「くら寿司」と「スシロー」ですし、海外パビリオンの建設も遅れています。結局、最後の希望として頼ったのがテレビの人気番組だったということでしょう」(同)
大阪万博のテーマは「いのち輝く未来社会のデザイン」だが、どうやら「未来感」は乏しそうだ。